強風に揉まれながら歩いていると、 まばゆいひかりに思わず立ち止まる。 金のくさりが揺れていた。
藤のよう、 でもゴールドだ。
上品なもの 水晶の数珠。 藤の花。 (枕草子)
清少納言の言うとおり 藤は、やはり藤色、 あの紫の暈かしが好みです。
調べると その名も 金鎖(キングサリ) 黄花藤(キバナフジ) ゴールデン・チェーンとも。
上品なものには カルガモの卵などもあってたのしい。 卵を実際に見たことはないが、想像はできる。、 ほんとうにほのかな緑をふくむ上品な色、 青磁の秘色を思い浮かべる。
梅の花に雪の降りかかりたる… などもあった。