ドアの向こう

日々のメモ書き 

涼味を頂く

2013-08-04 | こころ模様

   風鈴の音を点ぜし軒端かな   虚子


 土曜日、 夏見舞をいただいて、 さっそく下げてはみたものの、 きょうは無風でなかなか鳴らない。 かたずをのんで待ちかまえる家族の前で やっと1回  リ~ン…… … ~
  
 南部鉄の澄んだ音色が響いた。 なんだか仏具の鈴(リン)をたたくような音、 余韻にひたると母が帰ってきたような気がした。 あっ おばあちゃんが…。
  しばらくして また、  帰ってきた! と言い合った。

 竹籠の涼しさもいいなあ。


 

      思ひ出も金魚の水も蒼を帯びぬ   草田男

 義姉を訪ねて、 おみやげに宗家 源 吉兆庵の涼しげなお菓子をいただいた。 可愛らしい金魚の姿、 フランスヴェルサイユ産の天然フレーバ-を使用し、ほんのり香りをつけた和風ぜりーとある。 フムフム
 冷やしたばかりでお味はこれから、  きっと 洒落てさわやかなと楽しみにしている。
 レースの金魚鉢には 何を入れようかしら。 
 

  懸け紙さえも なんと涼やか。  青紅葉に 葦手の万葉歌(1757)。
流麗な文字は 幾筋の流れに見え 青葉が見下ろす。 画像

  大滝(オホタキ)を過ぎて夏身に近くして清き川瀬を見るが清(サヤ)けさ   

 夏身… 菜摘川  ・吉野川 とも。  滝の音やしぶきがここまで飛んでくる。


  義姉一家の楽しい思い出がある、 転勤先へもご招待くださった。
  四国の旅も忘れません。 

  

 

コメント
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