のけぞりに空蝉すがる青柚かな 青畝
蝉とんで木蔭に入りし光かな 虚子
空蝉も小さな庭ではなかなか見られない、 ほとんど聞かない蝉の声。 たま~に ジリジリ・・
公園に行けば 煮え立つような大合唱
聞くうちに蝉は頭蓋の内に居る 梵
身に貯へん全山の蝉の声 三鬼
蝉時雨のすごさ ときに声明… ありがたく
蝉の背に 人の顔
役者の くま取りよろし… そう思ってしまったら そのようにしか見えなくなった。
歌舞伎の隈取 きれいな藍色。
毎日ジリジリ… 日照りが続く。 浸水被害もあるというのに このあたりに雨はまったく降らない。
遠雷をよそに 心中はじりじりとなる。