昨晩のこと…
さそわれて筑前琵琶を聞きにいく。語り上原まり。
最前列の席は申し分ない。ほとんど中央、ひとりじめの気分だ。
あかね色のあでやかな着物。刺繍も柄もはっきりみえる。壇ノ浦の段になるとあわい水色と白の絞り、波間に鳥の衣装に変わった。
<演目> ・祇園精舎・平家栄華・南都炎上・入道死去・壇ノ浦
むかし暗唱した平家物語。最初だけは覚えている。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ
うつくしい語り、琵琶の音に酔った。目をつぶれば想像もふくらむ。絵巻がうかぶ。
大河ドラマの真っ最中である。
楽器の説明は柔らかいソプラノで、語りになると、トーンは琵琶の音色に調和した。
820年前の風に吹かれた。人の世のはかなさ…
友達のワイン色のおしゃれが際だつゆうべ。
日々を大切にいきたい。
さそわれて筑前琵琶を聞きにいく。語り上原まり。
最前列の席は申し分ない。ほとんど中央、ひとりじめの気分だ。
あかね色のあでやかな着物。刺繍も柄もはっきりみえる。壇ノ浦の段になるとあわい水色と白の絞り、波間に鳥の衣装に変わった。
<演目> ・祇園精舎・平家栄華・南都炎上・入道死去・壇ノ浦
むかし暗唱した平家物語。最初だけは覚えている。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ
うつくしい語り、琵琶の音に酔った。目をつぶれば想像もふくらむ。絵巻がうかぶ。
大河ドラマの真っ最中である。
楽器の説明は柔らかいソプラノで、語りになると、トーンは琵琶の音色に調和した。
820年前の風に吹かれた。人の世のはかなさ…
友達のワイン色のおしゃれが際だつゆうべ。
日々を大切にいきたい。
同じ思いの人に (八重葎) 2005-06-01 06:27:57
はじめまして。
トラックバックありがとうございました。筑前琵琶を奏でる叔母がいて、平家はよく聞かされました。今は昔の想い出ですが、語り物としての平家は、琵琶の伴奏を伴って本当の味わいがわかるようにおもいます。
富士川の辺に馬ぞろえが行われるところなど、文章だと0の住人00が00騎と延延と続いて斜めに読み飛ばしますが、琵琶の調子が徐々に高調してゆく緊迫感は合戦への序奏として不可欠のものなのが理解できます。
ブログで同好の方にめぐり合う方法を知りませんでしたので、(TBはまだできません)胸弾ませて万葉の歌人に重ねる思いを、美しい写真と一に拝見しました。
楽しいひと時をありがとうございました。
ネットの妙 (ラグタイム) 2005-06-01 09:58:09
八重葎さん ようこそおいでくださいました
壇ノ浦で検索し貴blog「もののあはれ」の物語 にたどり着きました。ネットの妙に感謝いたします。
エッセイもすてきな感性にも感嘆し、わくわくしながらこれから拝読いたします。
古典は、大間に合いで学び始めたばかりです。
どうぞよろしくお願いいたします。