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一気に春めく。 18℃
高層ビル一階の水槽。 アクア ・ アートと呼ぶらしい。 なるほどアート。 そして変幻自在の構図、 よく動く彩り。 プラティー(赤・大) コリドラス(赤の小形 腹部に黒い線がある)、ネオンテトラ、 エンゼルフィッシュなど涼しげだ。
かえりの車内は、 西日が当たって暑いくらい。 早くも冷房が入っていた。
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万葉講座で馬酔木が出てきた。 大伯皇女の挽歌
磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君が在りと言はなくに 巻2・166
我が身にかさなる。 身にしみた。 好きだった花大根も、 楽しみにしていたミモザも見せられず…
折しもTVは 「老いてひとり… どう備えるか…」 などとやっている。 自分はどうだろう。
ひとりは気楽… もし、 病気になったら…
そんなに煽らないで とも思う。
看取られながら、 きっぱりと逝った母を想うと俄に胸が熱くなる。 母はあれで良かったんだ。
くまなく旅行も出来たのだし。 仕合わせだった。
挽歌を読んで、 さまざまな思いに駆られた。 来月は三回忌である。
鶯が、頭を差し込んで蜜を吸っているのを見かけます。
お見せしたい母上様は、やがて三回忌ですね。今時稀な、住み慣れたご自宅で、愛娘に手を取られて旅立たれたお母様は、前世でどんな功徳を積んでおられたのでしょうね。
大伯皇女と大津皇子の、寄り添う姉弟の悲運の境涯はいつになっても胸にせまるものがあります。
うつせみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟背と わが見む
二上山を見に当麻寺を訪れた夏の夕暮れは、昨年でした。
「老いを一人生きる」、覚悟はありますが、覚悟だけでは、どんな状況にもというわけにはまいりませんので健やかであることが第一です。そのときに考えることにしています。
若いときの苦労が後半は仕合わせに転化。母は伯母たちと、国内ほとんどを旅しました。 私は、さあこれからと思ったとたんに、母の調子が悪くなって、あまり出かけられませんでした。 万葉を学ぶからには、ぜひとも二上山へ。 知らないところばかりです。
ふたり行けど行き過ぎかたき秋山をいかにか君がひとり越ゆらむ
秋山に込めた姉の想い
うつせみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟背と わが見む
何もかも思い出に繋がって
目標を持ち健やかに、そのときに考えればいいですね。ありがとうございました。