雨戸を開けるといい匂い…
なにしろ狭い庭に 二本もそびえている
二年まえ隅に植えた彼岸花が ことし初めて開花
球根は一塊になってキャベツほどの大きさだったが
五本しか出ない
ここは陽当たりも風通しもよくないからだ
-☆-
一雨ごとに涼しくなって 徒然の読書はたのしい。
無患子 と 茘枝… が繋がった。 なかなか読めないところも同じなら、 どちらも
無患子科の植物で 葉も実もお互いよく似ている(ほろにが菜時記 塚本邦雄)
ライチといえばピンとくる。 蔓がつくのはゴーヤ、 ニガウリになる。
この本は漢字が多い。 読めない字がたくさん出てくる。読めても書けない字もある。 おもしろいので並べてみよう。
慈姑 梔子 蕪菁 独活 野蜀葵 茴香 菠薐草 辣韮
クワイ クチナシ カブラ ウド ミツバ ウイキョウ ホウレンソウ ラッキョウ
茘枝 薄荷 豌豆 石榴 梔子 木通 胡頽子 郁李
レイシ ハッカ エンドウ ザクロ クチナシ アケビ グミ ニワウメ
郁子は ムベ… いくこさんにも教えてあげよう。 ムベは、あけびに似て ほのかに甘いジェリー 年中、緑の葉を茂らせている。
楊梅 臭橙 朱欒
ヤマモモ カボス ザボン! と きたので 蛙もドボン!
由無し言ばかり言ひて・・
樹高を2m50で抑えていても上へと伸び続ける樹も、今年は勢いがありません。むせるほどの香も心なしか弱いようです。
彼岸花は逞しく、倍々ゲームで増えて行きます。来年は植えた憶えのない場所にも立ち上がることでしょう。私の藪庭には憶えのない黄色まで咲いて賑やか過ぎです。
臭橙・カボスに当てる文字があったのですね。でも臭は余りよくないイメージでよい香りのカボスが可哀想。他のはかろうじて、身近にある植物で読めましたよ。
これが動物となるとお手上げです。虫偏は特に弱いので、蟾蜍ヒキガエルも駄目です。高級な暇つぶしにはもってこいの文字遊びですね。
樹高を抑えて… きりなく伸びて、プロに任せてと言っても聴かないし、今は楽しみと梯子に登るのを見守っています。
賑やか過ぎの彼岸花… 黄色や白もうらやましい、画材に困りませんね。カボスは気の毒です。菠薐草ルビがあるので読めました。虫偏は姿形に身震いしますが、漢字で書けたら自慢になりますね。