客が投げる エビセンめがけて船のまわりを海猫が囲んだ。 カモメの仲間、見分けが付かない。 やがて入り江に抱かれるように伊根町の舟屋が見えてきた。
わかめ刈る与佐の入海かすみぬと 海人にはつげよ伊禰の浦風
伝鴨長明
穏やかな海に浮かぶように家々がつづく。
一階が舟のガレージ。 二階が住まい。 仕事に合わせて工夫されている。 風情ある景観を油彩で描いてみたいと思った。 楽しい絵になりそうだ。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/5b/7eac61d5eb260153b8010b9bea80680e.jpg)
但馬の小京都 いずし(出石)を歩いた。 どこからともなく軽やかな音色がひびく。 ちょうど向かいから出てきた男性に伺うとやはり、 機織りの音だった。 手織りの横糸を滑らせてトントンからり… でもない。
リズムを取って几帳面に聞こえるのは機械で 丹後縮緬を織る音らしい。石垣に河原撫子が盛りだった。
以前ユウスゲの花の検索で知った丹後のひとも織りに関係していた。 丹後半島の野の花をすてきな写真でたくさん見せていただいたが、 16日夕暮れの半島で黄色くそよいでいたのはユウスゲか、 あるいはヤブカンゾウであったか と あわただしい旅をふり返った。
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旅の日記は まだまだこれから いつ終わるやら…
今日の二階は 室内でも36℃
パソコンも熱を出して いやはや暑い
文殊堂?で学業成就のお守りを買って帰った記憶がありますから、大江山を越えて丹後半島へ旅したのは、社会人になっている孫が小学校に入学した年のことです。
お蔭で古い旅の記憶が蘇り、オーストラリアで伊根の舟屋同様の家屋構造を船から見たときのことまで話が弾みました。
ありがとうございます。
お幸せないい旅をなさいましたね。
オーストラリアの舟屋も、おもしろいですね。グローバルな雀さんもすてき、うらやまし。