ふっとよい香りがして 見あげれば梅の花… 藪のむこうや農家の庭先 いたるところでお目にかかれる
雄蕊の弓が新月のやうに青空へ矢を放つ… (川端康成 梅の雄蕊)
白金の弓矢につかまって くっきり冴える二月の空ね 急いで歩けば からだはぽかぽか 風が頬につめたくて 気持ち良い
廃屋に残されたカラスウリのように じっとしていたけれどもう二月だよ! 少しは前に進まなければ
それでも春はまだまだだ これから雪が降ることもあるのだから
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小さく小さく縮めていた心も少し、ほころんでいくようです。荒れた庭のなかで、いかつい顔で怒っているような柊の一枝を折って門口に挿して鬼避けにいたしました。
花咲け、東風吹け、春よ来い。
福が待っています。 花咲け、東風吹け、春よ来い…