早朝、地震があったような気がするが体がいうことをきかなくて
即行飛び起きるいつものあたいらしくないのであった。
「ああ、神戸で地震にあった人たちはこうやって眠りから覚める
ことができなかったのかもしらんなあ」とか考えていた気がする。
次に障子をあけ窓の外を見たらすごいことになっている気がした。
気がした、で始まった朝であったが積雪はほぼ3センチほど。
目の錯覚、寝ぼけて雪まんまんと早とちりしたのである。
目もおかしくなっている。
いろいろと体のあちこちが変な具合であるが、風邪でなくても
「変じゃないわたし」でもないので気にしない。
地震は伊豆だったらしいが、東北地方ではゆれはなかったのか。
あれも錯覚か、夢かと疑うが調べる気力なし。
死んでなくて幸い。まだやることがあるので今は死ねないのである。
☆生きていたい☆死ねない☆死にたくない☆生きたい。
いずれかを選ぶかという問いは、意外に難問であるよ。
チョー簡単に、生きたいと大きな声で言ったS君は何ゆえ?とさらに
問われ、えーっと生きたいからっすと答えたしだい。
それではオマヌケである。問答の答えには理由を述べよという決まり
あるでしょうが。
決まりを知っていても知らなくても理由なしに生きたいというだけ
なら刹那であるな。末梢神経しか使わないのか。
たとえ言葉を持たずとも、ひびくまことで生きたいと叫ぶならまだしも。
死ねないなあと思うので、考えを整理整頓する。
もう一度くらい恋をしたいのよ、なんちゃんってウソウソ。
もっとハタライテ自分を使い切ってから死にたいのである。
そうしないと生んでもらって育ててもらって大事にされてきて
申し訳ないのである。
あなたが大事にしてくれたあほな子はいちおうがんばりましたよと
言えるようになりたいのである。
まだ言えないので死ねない。
この38度前後くらいの熱がいちばんやっかいで、そこそこまだ
冷えピタなど額に貼ると思考ができるので大げさなことを考えるのである。
夜中にどーんと降って明日こそ、雪まんまんを期待して今夜はあきらめて
休むことにします。