想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

小旅2 一切経山

2010-06-30 14:13:20 | Weblog
いっさいきょうざん、と読む。火山性ガスが噴出しているので登山コースが制限
されているとのことだ。普段は浄土平が登山口だ。
九州の阿蘇山に比べるとたいしたことないなーと思ったりもするが、これはこれ、
近寄りやすさがあっていい気がする。



阿蘇山の噴火口は危険きわまりないし全貌を確かめるのはムリな広さであるし、
頻繁に活発化していて火山灰は降る降る、地震で崖崩れは起きるという災いの元
であったことを思いだすと、ここ吾妻連峰の一切経山は平和な印象だった。
でも活火山であることに違いない、その証拠にあの噴煙と通行規制だ。

一切経を山へ埋めたというのが名前の由緒だという。お寺さんが麓へ降りてしまった
阿蘇山と逆である。麓へ降りたので麓の地名が坊中‥なんだろうか(表阿蘇の登山口
は豊肥本線坊中駅、町の名も坊中、ぼうちゅう、と読む)
古はいずれも信仰の対象であったことはちがいない。



望遠レンズで残雪をとらえた。雪は固くなって汚れていて、まさしく春の残り雪。
冬に来てみたい、そう言ったら、冬は通行止めで登れないのさ、と言われた。
そういわれると、なおさらここの冬景色を見たくなる。すごいだろうなあ!
がぜん、想像をたくましくするうさこ、妄想中。



車で走り抜けたので、この荒々しさを体感していない。この道を降り下山途中、
眼下には温泉場の町が広がって、晴れた日の景観はすばらしいという。

昨今、女子登山が流行であるが、うさこは女子の部類に入らないと自覚している
からというわけではないけど流行には乗らない。ミシュランにも載った高尾山も
いまだ行ったことがない。
できるだけ避けて撮ったので写真には写っていないが、実は人、人、人、だった
のである。混雑して山を見るより人のなかを歩くような有様だったって事。
走り抜けたのはそのような理由でありました。
いまでは信仰ではなく進行方向へ並んでぞろぞろと一直線に歩くための観光地、
スカイラインの功罪かな‥ざんねん。

ついでの話だけど、フィガロのファッションページにアウトドアスタイルが登場
してるんだぜー、モデルがキレイなので何着てもサマになってるぜー、女子登山
があれでさらに活発化するんじゃないかーとか思ってしまったよ。
でもフツーの女子がアレ買って着るとどうなるか? それはフツーの登山服に
なってしまうんだよなー、フィガロ的ではなくて、フツーに‥どうするよ?
で、浄土平にわんさかいた女人のなかに、あのイカしたモデルみたいな格好の人
いませんでした。ま、あたりまえだけど。モデルの足では登れんでしょうしねー。
うさこ? いつものジーパンとTシャツ&いつものスニーカーで普段となんも
変わらないカッコ、犬もいつもと同じ黒毛皮、なんつって。



コメント
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