★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

湖岸の鬱金桜と神社の御衣黄桜

2021-04-27 09:38:45 | 季節の花



諏訪湖の間欠泉近くに、鬱金(ウコン) の桜が咲いて居ると
blog友さんから教えて頂きました。
鬱金(ウコン)の桜はオオシマサクラ系・サトザクラの園芸種で、
黄緑色の珍しい八重桜です。
開花期は遅く、桜がすっかり散り終わった頃に開花します。
淡黄緑の花色がウコンの根茎で染めた鬱金色に似ているので
「鬱金の桜」と命名されたそうです。


遊歩道を先に進むと教えて頂いた場所には2本の『鬱金 の桜』が満開でした。

鬱金の桜とピンクの八重咲き・関山(オオシマザクラ系の園芸種)

八重桜・関山



満開の鬱金の桜




咲いたばかりの鬱金(ウコン) の桜の花芯部分は黄色ですが
咲き進むと花芯や花弁の部分もピンクに変わって来ます。
その後の鬱金の桜の様子を追加して居ます。

追加(1)

追加(2)

(追加3)

追加(4)


すっかり咲終わった桜の木の根元に、胴吹の桜が見られました。


鬱金の桜の根元には土筆が沢山顔を出しています。



一方、小さな神社の御衣黄桜(ギョイコウサクラ)は
細い樹ですが樹齢は20年以上経っているそうです。
花色が、宮中の女官の衣装に似た色なので、
御衣黄桜と命名されたそうです。

  



  
御衣黄桜は咲き始め、緑色の筋が多くあるため、萌黄色に見えますが
咲き進むと中心部分が赤く変色し、花脈も赤く染まるので
両者ともよく似た八重咲きの萌黄色の桜に見えます。





開花したばかりの御衣黄桜は緑色がかなり強いので
ウコンの桜とはっきり区別が出来る。


御衣黄桜は咲き進むと中心部分がピンクに変色して来ます。

花脈にも赤い線が見られる。

御衣黄桜の超満開の様子。
御衣黄桜は散り際には白色に変わります。
両者とも共通点が多くて紛らわしい桜ですが
九州大図鑑を参考にご覧ください。





リンゴの花ほころび~♪

2021-04-21 11:43:28 | 季節の花
アルプス乙女


マユミ


リンゴ園ではリンゴの可愛らしい花が咲き始めました。
一番咲きはアルプス乙女とマユミだそうです。
リンゴ園の縁には一際鮮やかな、リンゴの花より大ぶりの
赤いメイボールの花や白いトルコクラブの花が
蜂寄せに植えられており受粉を助ける役割を果たしているそうです。



メイボールやクラブアップルの花は密集して咲くので目立ちます。




クラブアップルと蜂。

メイボール



ピンぼけでスミマセン。
上の写真で、左上のりんごの花にハチがとまっているのが判りますか?
このハチは、「マメコバチ」と言って「ミツバチ」より小さくて
針をもっておらず、りんごの受粉のお手伝いをしてもらう蜂だそうです。
一昔前は、りんごの花が咲き始めたら、りんご園の家族はもちろん
親戚の人達も総出で、りんごが結実するように、
りんごの花ひとつひとつに人工授粉をしたそうですが、
現在は、訪花昆虫である小さなマメコバチの受粉能力によって
りんご栽培の省力化が図られて居るそうです。 





湖岸のカリン並木

2021-04-20 08:46:43 | 季節の花


     


桜の花が終わると湖岸のカリン並木のカリンの花が咲き始めます。
陽光を浴びて、未だ3分咲き位ですが
まもなく、樹全体に花を付けて湖岸を彩ります。
地元の人はマルメロを加工食品にしますが
カリンは秋に黄色いレモン大の沢山の実がなっても放置状態です。
諏訪市の都市計画課にお願いすれば、
カリンの果実を分けて頂くことが出来ますヨ。





とても久しぶりにツグミに逢いました。
もうそろそろ北上する時期ですのに・・・
お別れの挨拶に来てくれたのかも知れません。
ジーとこちらを見ていて、なかなか飛び立つ様子が見られません。




少し嫌われ者のムクドリも・・・
長閑な自然の中で目にすると憎めません。








御衣黄桜を求めて・・・

2021-04-18 07:46:53 | 季節の花





何年振りかで小さなお社に、
御衣黄桜が咲いて居るかどうか確かめに行ってみました。
高台の小さな神社は市井より少し気温が低めです。
藪の中では終始、ウグイスの鳴き声が聞こえ、別世界の印象を受けます。
ソメイヨシノも大部分散って、多少残花が見られますが
桜の樹下には雀の仕業桜の花車が一つも発見出来ないと言う事は
この桜にはスズメは飛来して居ないのでしよう。
目をこらして見ると、雀より小さな鳥群が飛来しています。
この鳥群はメジロでした。
樹が遠いので上手くカメラに収まりません。










足元の土手には開花が少し遅れ気味のアズマイチゲが
空き地いっぱい咲いて居ます。
苔むした岩肌にタチツボすみれが群ている様子にも驚かされました。
この小さな山間の拝道には訪れる人も少ないのでしょう。





我が家の庭にはムラサキケマンが大発生して居ますが
この沿道はヤマエンゴサクの大繁殖地もあり、
土手が薄紫色に染まっていました。
ヤマエンゴサクはムラサキケマンより色は薄めで地味ですが
花型が少し大きく、花尾が多少長めなので存在感が在ります。
よく似た花でジロボウエンゴサクもありますが、
ヤマエンゴサクは苞葉が3つに裂けており、ジロボウエンゴサクは
苞葉が1枚なので苞葉を見れば区別が容易に出来ます。

   
   ムラサキケマン

ヤマエンゴサク


ちなみに御衣黄桜は未だ蕾で開花には1週間位はかかりそうです。

御衣黄桜の蕾



枝垂れサクラがすっかり散る頃には御衣黄桜が開花すると思われます。
今年は是非、チャンスを狙って写してみたいと闘志満々です。
















春はバラ科の植物がイッパイ!

2021-04-14 10:26:58 | 季節の花
梅やサクラの花が終盤を迎え、目を転じると他の木々にも
色鮮やかな花々が次々咲き競って居ます。
気付けば春はバラ科に属する植物が多いですネ。
近隣で写したバラ科の花を集めてみました。


バラ科の代表選手・桜の花も見納め。花吹雪の高島城公園。



寒緋桜・サクラ属。色鮮やかに咲くので存在感がある。

アーモンド・サクラ属。蕾の頃の様子

キクモモ・サクラ属。


スモモの花・サクラ属。

梅・サクラ属(花は終盤ですが、遅咲きが見られる)

以上はすべてバラ科サクラ属の花々。

咲き始めたばかりの花海棠・バラ科リンゴ属


八重咲きのヤマブキの花・バラ科ヤマブキ属



シジミ花・バラ科シモツケ属
雪柳の八重咲きの印象を受けます。




スミレの花咲く頃~♪

2021-04-10 17:37:11 | 季節の花
スミレの種類は多く、細かく分類されており
私の知識では判別が難しいですが、洋スミレだけは判ります。
昨年、道端から連れ帰った苗をプランターに植えましたら
凄い勢いで咲き始めました。


プリケアナ






パピリオケアナ



庭のタチツボスミレ

野路すみれ?



クワガタスミレ

ヒトリシズカ・センリョウ科


ムラサキケマンの種・ケシ科

ウグイスカグラ・スイカズラ科

日増しに成長する庭のスズラン・ユリ科

今年初めて飛来したモンシロチョウ。スジグロシロチョウと
kazuyoo60様から教えて頂きました。




ムラサキハナナ・オオアラセイトウ(アブラナ科)

白花タンポポ

スギナ・我が家のスギナは土筆になりません。 何故かしら?

河川敷の水仙。



春を待ちわびていた花が次から次へと咲き進むので、
写真を整理する暇がありません。写真の羅列でスミマセン。



梅一輪

2021-03-20 14:00:06 | 季節の花

拝殿はさらにもう一段上です。



暑さ寒さも彼岸まで・・・
高台にある中学校のグラウンドの土手に、
近隣では一番早く咲く梅の木が在ります。
この梅の木を見に行くには高台に鎮座する手長神社の
長~い急斜面の階段を昇って行かねばなりません。
ちょっときついのですが、ウォーキング方々行ってみました。

遠目にもはっきりと枝先が色付いています。




まさに、梅一輪一輪ほどの暖かさ・・・


小学校の校庭の梅は少し早目の開花です。
   

石垣には雪柳やオウバイが枝垂れ咲き始めています

    

雲南オウバイ(オウバイだとkazuyoo60様に教えて頂きました。)

山茶花



小学校の校庭で、何年振りかで二之宮金次郎の像を見上げました!
私が小学校の頃は、生きるお手本と教えられて来た二之宮金次郎ですが
現代教育にも生かされて居る事に胸がホット暖かくなりました。


小さな花壇に植えられている白いヒヤシンス。

ツルニチニチ



ムラサキケマン



春未だ浅し

2021-03-19 08:48:10 | 季節の花
我が家の小さな庭にも少しずつ小さな花が咲き始めています。
どの花も、地面から数センチの処で
いきなり咲いて居る様に見えます。

例年一番咲きのヒアシンス

ヒヤシンス

ムスカリ

ムスカリ

ムスカリはツルボ亜科ムスカリ属の植物 を総称している花名だそうですが
特に手入れをする事なく、放置状態でも
庭や石垣に増え続けて咲いています。
球根植物ですが植えた覚えのない場所にも咲いて不思議です。
極小の土筆の様な花が咲き始めると
思わずしゃがみ込んで写真を取りたくなります。
生命力みなぎる印象を受けます。


アネモネ(キンポウゲ科)




アネモネ(キンポウゲ科)

夏目漱石の小説・虞美人草で世に花名が有名になりました。
我が家の庭には真赤な花色の虞美人草は咲かないので
花名は『アネモネ』が相応しいかも知れません・・・
アネモネも開花が早いです。
太陽が大好き!
朝のうちは花弁を閉じていますが、太陽光が当たると開花します。


ヒマラヤユキノシタ(ユキノシタ科)

ヒマラヤ原産のヒマラヤユキノシタは寒さに強く
零下の続く中でも大きな葉が大事そうに蕾を抱いています。
暖かな日が数日続けば開花しそうです。




初冬の花

2020-11-27 12:57:43 | 季節の花



葉がすっかり落ちて、湖岸のななかまどの並木道は

赤い実が目立ってきました。

実を目指して小鳥たちが集まって来るのが楽しみですが

未だ高原には色々な実が在るので、里までやって来るのは

もう少し先になりそうです。

小さな花壇では、しそ科アキギリ属のチエリーセージ・ホットリップスが

同じ花を2つ並べて、愛らしい姿で咲いて居ます。

此処だけは未だ冬を感じません。







ソークール・パープルブルー別名(サルビアミクロフィラ)

宿根リナリア(ゴマノハグサ科)

      
      何と、還り咲きの金魚草(ゴマノハグサ科)

ヒマラヤユキノシタ(ユキノシタ科)


何度か、朝の強い霜に合って葉が紅葉している部分も在ります。

この時期、花に出会うと心が温かく、幸せな気分になります。




返り咲きの金木犀と銀木犀・ヒイラギの花

2020-11-25 08:51:06 | 季節の花
2020.11.17写



2020.10.16     写す


葉がすっかり落ちて、今年は豊量のウメモドキを写していて

隣に植えてある金木犀に花が咲いて居るのに気付きました。

直ぐに金木犀の樹下に行ってみたのですが・・・

樹の下の方に花は咲いておらず、写真に写すことが出来ませんでしたが

ベランダから望遠レンズで覗くと、ガレージの屋根に反射する

太陽熱の暖かさで、樹の上部だけ、花が還り咲きした様です。

最盛期の香りはありませんが

金木犀の二度咲きに気付いたのは今年が初めてです。

同じ頃、銀木星の花も咲きますが花は金木犀ソックリで

花の色が白いだけです。

銀木星 2020.10.16 写す


葉は丸みを帯びて艶が在り、一見椿の葉に似ています。

銀木星の香りは微かで、かなり近付かないと感じません。





ヒイラギの若木は棘が多く在り、老木になると棘が無くなり

丸みを帯びた葉に変って行く事から

教訓としてしばしば使われて居ますネ。







葉がトゲトゲしておりヒイラグ(痛い)から

『ヒイラギ』の名に繋がっているそうですが、花は銀木犀ソックリです。

良く観察すると、ヒイラギの花は花弁が反り返って居るので、

銀木星の花と簡単に区別できます。