心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

日本歌曲伴奏リサイタル=ピアノ伴奏は土肥みゆきさん

2005-11-13 21:50:09 | Weblog
 きょうは朝早く、松江の叔父さんからお電話をいただきました。久しぶりに叔母さんともお話をしました。「もう80になったがね」と、電話の遠くで聞こえてきますが、なかなか元気なご様子で安心をいたしました。
 ところで、きょうは、京都で信時潔の作品を聴くリサイタルがあって、午後出かけました。京都三条から勝手知った道を歩いて京都府立府民ホール・アルティに向かいましたが、途中、京都御所界隈の警戒の凄さに驚きました。明日、米国のブッシュ大統領が来日とかで、警備もぴりぴり。上空にはヘリコプターが監視する物々しさでした。それでも、京都御所はこれから紅葉本番。松の木のあいだに赤や黄色に染まりかけた落葉樹の姿が見えます。こんな大都会のど真ん中に位置する御苑で紅葉が楽しめるというのも、京都ならではのことなのでしょう。明日はブッシュさんに存分、京の秋を満喫していただこうではありませんか。
 リサイタルは、『日本歌曲伴奏リサイタル 土肥みゆき かよいあう心』でした。題目は、一部が團伊玖麿作曲の「六つの子供たち」、二部が中田喜直作曲の「海四章」ほか。三部が信時潔作曲の「沙羅」でした。ちょうど、今年は終戦60年の節目にあたりますから、音楽の世界でも様々な催しがあります。いずれにしても、日本の心を歌う、これらの歌曲を大事にしていきたいものです。
 歌はバリトンの田中純氏でした。ピアノ伴奏は、土肥みゆきさん。チケットを購入するときは、さぞやお若いピアニストかと思っていたのですが、なんと今年80歳にもなる方でした。そんな土肥さんの力強い演奏ぶりに惹かれました。さそや多くの人材をお育てになったことしょう。土肥さんに生きる勇気をいただいたような気がします。
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