心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

身の丈にあった老後を楽しむ

2019-08-28 21:39:55 | Weblog

 朝のお散歩も、なんとなく肌に優しい季節を迎えました。つい数日前まで汗だくだったのに、急に涼しくなってきました。我が家の庭の無花果の実も色づき、朝食のテーブルを賑わしています。自然とともに力まずに暮らす毎日。シニアにとって大切な時間でもあります。
と、悠長なことを言っていますが、きょうはまち歩きの仲間たちと、雨の中を大阪府の最北に位置する能勢妙見さんに行ってきました。正式には日蓮宗能勢妙見山と言いますが、長く大阪に暮らしながら私は初めて行きました。深いブナの原生林の中に佇む寺院を副住職のご案内で見て回りました。
 この日は、1年間の活動の締めくくりということで、あいにくの雨模様ではありましたが、屋内バーベキューを皆でおいしくいただきました。われらシニアたちの食欲旺盛ぶりに、まわりのお客様もびっくりでした。
 暑かった8月も、こうして幕を閉じようとしています。そろそろ「歩き遍路」の企画を立てなければと思いつつ、意外と9月は予定が詰まっていて3日以上の日程が組みにくい。しかたなく今回は車中泊を含めて2泊3日の弾丸ツアーを組みました。いつもどおり夜の高速バスに乗って、今回は伊予西條駅前に向かいます。翌朝、バスを乗り換えて上の原乗換所まで進み、そこで再び巡回バスに乗り換えて60番札所・横峰寺に向かうという簡便法です。あとはゆっくり歩きながら、61番香園寺、62番宝寿寺と下って宿に到着、翌日は63番吉祥寺、64番前神寺を参拝したあと、急ぎ午後のバスで帰阪。そんな感じでしょうか。

 そうそう、好奇心旺盛な私は、この秋から月1回フランス文学講座を受講します。動機は単純です。プッチーニの歌劇「マノン・レスコー」、ヴェルディの歌劇「ラ・トラヴィアータ」、ビゼーの歌劇「カルメン」の原典小説を読んでみたいと思い立ったのです。アベ・プレヴォー著「マノン・レスコー」、デュマ著「椿姫」、メリメ著「カルメン」など。歌劇のほかに、ユゴーの「レ・ミゼラブル」や、ゾラの「ナナ」などもあります。とりあえず参考図書をアマゾンで購入して読み始めたところですが、さあてどうなることやら。旺盛な好奇心は留まるところを知りません。家内は「あなた、元気ね」と呆れています(笑)。
 そんな家内も、先週の土日は駅前のセンターで子どもたちを対象に催しに汗を流しました。ザリガニ釣り、ヨウヨウ釣り、スタンプラリーなどなど。家でポスターやチラシを作っては案内版に貼りだしたりしていました。ずいぶんな親子連れがやってきたそうです。
 こうしてシニア夫婦が元気でいられることが一番です。老後のお金を心配しても始まりません(笑)。身の丈にあった老後を楽しむことができれば、それで良し。そう言いつつ、この秋から講座運営の責任と仕事量がさらに増えそうです。週2日は確実に拘束されますし、ホームページ回りの仕事もあります。それでも、いろんな仕事人生を歩んできたシニアの方々とお話できるのは楽しいですし、多くの気づきをいただきます。それが生きる糧になっている、なんて大袈裟なことを言いますが、まさにそのとおりです。当分の間は、こうして楽しく元気に暮らしたいと思っています。

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