ジャイアント・キリング再び！

ラグビー・ワールドカップ、日本が、今度は世界ランク２位のアイルランドに勝ってしまった！！
アイルランドvsスコットランド戦で、あのスコットランドに何もさせずに快勝したアイルランドが相手なので、まさか勝つとは思ってませんでした。

前半、２トライを取られて簡単に１２－３と離された。でも、スコットランドの時と違って、フォワードに押し込まれて取られたトライではない。
自陣のペナルティでのアドバンテージで、向こうのスタンドオフがキックパスを仕掛けてきて、それがたまたま２つ決まってしまった。同じトライでも、うまいことやられたって感じで、力負けしたわけではない。
相手のペナルティを着実にキックで得点につなげて、１２－９と3点差で前半終了。あれ、これ。結構いけるんじゃないのと思い始めた。

逆転トライは、あの南ア戦での決勝トライを思わせる鮮やかなものだったけど、今日はとにかくタックルが良かった。あのスコットランドがなすすべなくゴールを割られた重量フォワードの縦への突進もしのぎ切った。
逆にペナルティキックで点差を１トライ1ゴール差の7点に広げ、試合終了間際にはパスカットのターンオーバーでアイルランドをゴール前にくぎ付けにした。
ここでアイルランドは戦意喪失、トライとゴールで同点にできるのに、自らボールをタッチに蹴って試合を終わらせた。
7点差のボーナスポイントを意識してのことなんだろうな。アイルランドは初戦でも４トライ以上のボーナスポイントを取っているので、予選の２位通過のためには、ここで点差を広げられるリスクを犯すよりも、確実に勝ち点１を取って負けた方が良い、そう考えたのだろう。
試合結果以上に、日本の強さを感じさせる試合の終わり方だった。

さて、まだベスト８という目標を達成したわけではないけど、前回大会以上に大きく近づいたことだけは確か。
がんばれ、日本！