4月は15冊、ちょうど2日で1冊のペースでした。
◆RDG2レッドデータガール はじめてのお化粧 (角川文庫)
◆RDG3レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (角川文庫)(荻原規子)
アニメの進行が意外と早い。これは1クールで最後までやる気なのかな。
アニメに遅れずに次も読み進みたいと思います。
◆ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
◆ココロコネクト キズランダム (ファミ通文庫)(庵田定夏)
今さらの感はありますが、アニメのファンだったので読んでみました。
親友同士の文研部の仲間にも絶対打ち明けられないと思っていた心の悩みが、人格入替りや欲望解放によって互いの知るところとなってしまう。でも、意外と取り越し苦労だったりもして、、、
友達だから傷つけたくないのではなく、友達だから傷ついても構わないくらい自分をぶつけあえる、青春時代にありがちなコンプレックス、それを上回る仲間との絆、ラブコメ要素も加わって中々に秀作と思います。
アニメの時から稲葉んファンで、、、キズランダムの稲葉んは実にカワイイ。
◆ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)(田辺聖子)
昔見た映画の原作本をブックオフの105円コーナーで見つけてつい買ってしまった。
原作が田辺聖子さんだとは、しかもこんな短い話だとは知らなかった。
妻夫木聡と池脇千鶴が主演、水族館ではなくてラブホのお魚の部屋のシーンが印象的だった。
デビュー間もない上野樹里が脇役で出てて、当時多分17歳くらいだったと思うけど、妻夫木に大人のキスされてて、あっ妻夫木コノヤローと思った。
映画と小説、かなり違う話なんですね、って、もはや本の感想では全然ないな。
黒岩重吾さんの歴史小説を2作。
◆紅蓮の女王―小説 推古女帝 (中公文庫)
夫である敏達天皇の死後、三輪君逆との恋と、その恋人を殺された復讐に燃えた推古女帝のお話。
前に読んだ同氏の「磐舟の光芒」や「聖徳太子~日と影の王子」とほぼ同時代を描いた小説。
この時代の中心人物は蘇我馬子、戦い敗者となった物部守屋、利用された?推古女帝、同志ながら駆け引きを繰り返した聖徳太子、肝心の馬子視点の小説を書いていない黒岩さんです。
◆中大兄皇子伝〈上〉 (講談社文庫)
中大兄皇子ご本人が一人称で語り部、しかも性格は唯我独尊の俺様キャラでかなりユニーク。
上巻は入鹿暗殺の乙巳のクーデターまで。
やはり蝦夷は馬子ほどの傑物ではなく、祖父の真似をして再び頂点に立とうとしたその息子の入鹿は志半ばで倒れたって事か。
下巻にいく前に「落日の王子ー蘇我入鹿」の再読いっときます。
◆向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)(道尾秀介)
一言でいえば、すごくよくできたホラー・ミステリー。
輪廻転生のような超常現象を前提にしたミステリーなんてずるい、最初はそう思ってたんですが、なるほどそういうことだったんですか。
完全にやられました。素直にすごい小説だと思います。後味は悪いけど、ね。
◆ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)(川原礫)
4か月ぶりの新刊、今回は仮想世界のみ、現実世界は一切出てきませんでした。
それにしては進行が遅い。前半のアンダーワールドの説明も、後半の怒涛の剣劇も、迫力は満点なんだけどちょっと長すぎ。
アインクラッド編が1巻で終わったのに、アリシゼーション編は4巻でも終わらない。まあ、面白いからいいか。
表紙の女の子、リネルとフィゼル、チョイ役でした。それともこれから絡んでくるのかな。
◆芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫)
表紙がおどろおどろしい。江戸川乱歩の作品の中でも、ホラー系のものを集めた短編集ですが、やはり表題作の「芋虫」が圧巻。時代がら露骨な表現が避けられている上に伏字まであるけど、その分二人の異常な性愛の情景が想像されてしまいます。
◆ドグラ・マグラ(青空文庫)(夢野久作)
日本三大奇書の一つというので読んでみましたが、なるほど、これは奇書です。
自分なりに、「ああ、これはこういう事なのね」と理解しましたが、正解かどうか100%の自信はありません。
こんな本が昭和10年に書かれていたなんて驚きです。
◆新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫)(森見登美彦)
そう言えば太宰治の作品に昔話を題材にした「お伽草紙」というのがありましたが、これは森見氏の「走れメロス」か、、でもこんな「走れメロス」嫌だ!
「桜の森の満開の下」も、ちょうど坂口安吾の原作を青空文庫で読んだところだったので、原作の感動が、、、、
こちらは、「歩けよ乙女」「四畳半」同様、へんてこな学生がいっぱい出てくる、いつもの森見作品でした。いつも通りオモチロかったけど。
◆堕落論(青空文庫)(坂口安吾)
短いのですぐ読んでしまったのですが、美文、名文と思いました。
敗戦という価値観の大転換期、従来の美意識を保つには死を持って臨むしかない。でも自分たちは生きるために現実を受け入れ、堕落せざるをえない、ってことかな。もう一度読めば違う感想も出てくるかも。
でも、敗戦で、日本人が、堕落という災厄をまき散らした後、パンドラの匣に最後に残ったものは道徳ではなかったのかと思います。
大丈夫か、今の日本!
◆シティ・マラソンズ (文春文庫)(三浦しをん、近藤史恵、あさのあつこ)
またマラソンの文字に反応して購入してしまった。
三浦しをんさんのは「風が強く吹いている」同様ちょっとあり得ない、いかにも走ったことがない人が書いたって感じだけど、他の二つはハートど真ん中でした。
近藤さんの「金色の風」、自分の初フルを思い出しました。結局それから病みつきになり、フルマラソンはもう40回くらい走ってます。
◆会議が絶対うまくいく法
ビジネス本はこれ1冊だけ。
タイトルはベタだが、内容は濃い。日本に出回っているミーティング・ファシリテーション本やこの手の研修は、すべてこの本が元ネタ、多かれ少なかれこの本のパクリではと思った。
最初にこの本を読めばよかった。日本語訳も上手で読みやすい。お勧め!
◆RDG2レッドデータガール はじめてのお化粧 (角川文庫)
◆RDG3レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (角川文庫)(荻原規子)
アニメの進行が意外と早い。これは1クールで最後までやる気なのかな。
アニメに遅れずに次も読み進みたいと思います。
◆ココロコネクト ヒトランダム (ファミ通文庫)
◆ココロコネクト キズランダム (ファミ通文庫)(庵田定夏)
今さらの感はありますが、アニメのファンだったので読んでみました。
親友同士の文研部の仲間にも絶対打ち明けられないと思っていた心の悩みが、人格入替りや欲望解放によって互いの知るところとなってしまう。でも、意外と取り越し苦労だったりもして、、、
友達だから傷つけたくないのではなく、友達だから傷ついても構わないくらい自分をぶつけあえる、青春時代にありがちなコンプレックス、それを上回る仲間との絆、ラブコメ要素も加わって中々に秀作と思います。
アニメの時から稲葉んファンで、、、キズランダムの稲葉んは実にカワイイ。
◆ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)(田辺聖子)
昔見た映画の原作本をブックオフの105円コーナーで見つけてつい買ってしまった。
原作が田辺聖子さんだとは、しかもこんな短い話だとは知らなかった。
妻夫木聡と池脇千鶴が主演、水族館ではなくてラブホのお魚の部屋のシーンが印象的だった。
デビュー間もない上野樹里が脇役で出てて、当時多分17歳くらいだったと思うけど、妻夫木に大人のキスされてて、あっ妻夫木コノヤローと思った。
映画と小説、かなり違う話なんですね、って、もはや本の感想では全然ないな。
黒岩重吾さんの歴史小説を2作。
◆紅蓮の女王―小説 推古女帝 (中公文庫)
夫である敏達天皇の死後、三輪君逆との恋と、その恋人を殺された復讐に燃えた推古女帝のお話。
前に読んだ同氏の「磐舟の光芒」や「聖徳太子~日と影の王子」とほぼ同時代を描いた小説。
この時代の中心人物は蘇我馬子、戦い敗者となった物部守屋、利用された?推古女帝、同志ながら駆け引きを繰り返した聖徳太子、肝心の馬子視点の小説を書いていない黒岩さんです。
◆中大兄皇子伝〈上〉 (講談社文庫)
中大兄皇子ご本人が一人称で語り部、しかも性格は唯我独尊の俺様キャラでかなりユニーク。
上巻は入鹿暗殺の乙巳のクーデターまで。
やはり蝦夷は馬子ほどの傑物ではなく、祖父の真似をして再び頂点に立とうとしたその息子の入鹿は志半ばで倒れたって事か。
下巻にいく前に「落日の王子ー蘇我入鹿」の再読いっときます。
◆向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)(道尾秀介)
一言でいえば、すごくよくできたホラー・ミステリー。
輪廻転生のような超常現象を前提にしたミステリーなんてずるい、最初はそう思ってたんですが、なるほどそういうことだったんですか。
完全にやられました。素直にすごい小説だと思います。後味は悪いけど、ね。
◆ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)(川原礫)
4か月ぶりの新刊、今回は仮想世界のみ、現実世界は一切出てきませんでした。
それにしては進行が遅い。前半のアンダーワールドの説明も、後半の怒涛の剣劇も、迫力は満点なんだけどちょっと長すぎ。
アインクラッド編が1巻で終わったのに、アリシゼーション編は4巻でも終わらない。まあ、面白いからいいか。
表紙の女の子、リネルとフィゼル、チョイ役でした。それともこれから絡んでくるのかな。
◆芋虫 江戸川乱歩ベストセレクション2 (角川ホラー文庫)
表紙がおどろおどろしい。江戸川乱歩の作品の中でも、ホラー系のものを集めた短編集ですが、やはり表題作の「芋虫」が圧巻。時代がら露骨な表現が避けられている上に伏字まであるけど、その分二人の異常な性愛の情景が想像されてしまいます。
◆ドグラ・マグラ(青空文庫)(夢野久作)
日本三大奇書の一つというので読んでみましたが、なるほど、これは奇書です。
自分なりに、「ああ、これはこういう事なのね」と理解しましたが、正解かどうか100%の自信はありません。
こんな本が昭和10年に書かれていたなんて驚きです。
◆新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫)(森見登美彦)
そう言えば太宰治の作品に昔話を題材にした「お伽草紙」というのがありましたが、これは森見氏の「走れメロス」か、、でもこんな「走れメロス」嫌だ!
「桜の森の満開の下」も、ちょうど坂口安吾の原作を青空文庫で読んだところだったので、原作の感動が、、、、
こちらは、「歩けよ乙女」「四畳半」同様、へんてこな学生がいっぱい出てくる、いつもの森見作品でした。いつも通りオモチロかったけど。
◆堕落論(青空文庫)(坂口安吾)
短いのですぐ読んでしまったのですが、美文、名文と思いました。
敗戦という価値観の大転換期、従来の美意識を保つには死を持って臨むしかない。でも自分たちは生きるために現実を受け入れ、堕落せざるをえない、ってことかな。もう一度読めば違う感想も出てくるかも。
でも、敗戦で、日本人が、堕落という災厄をまき散らした後、パンドラの匣に最後に残ったものは道徳ではなかったのかと思います。
大丈夫か、今の日本!
◆シティ・マラソンズ (文春文庫)(三浦しをん、近藤史恵、あさのあつこ)
またマラソンの文字に反応して購入してしまった。
三浦しをんさんのは「風が強く吹いている」同様ちょっとあり得ない、いかにも走ったことがない人が書いたって感じだけど、他の二つはハートど真ん中でした。
近藤さんの「金色の風」、自分の初フルを思い出しました。結局それから病みつきになり、フルマラソンはもう40回くらい走ってます。
◆会議が絶対うまくいく法
ビジネス本はこれ1冊だけ。
タイトルはベタだが、内容は濃い。日本に出回っているミーティング・ファシリテーション本やこの手の研修は、すべてこの本が元ネタ、多かれ少なかれこの本のパクリではと思った。
最初にこの本を読めばよかった。日本語訳も上手で読みやすい。お勧め!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます