「物語シリーズ（セカンドシーズン）」再読

「物語シリーズ（セカンドシーズン）」ＴＶアニメ化を記念して、原作６冊を再読してみました。
時系列的に言えば、夏休み最終日の8月19日からの事件が「傾物語」「鬼物語」「猫物語（白）」。
10月に起きたのが「囮物語」、その結末の「恋物語」が1月、「花物語」は番外的に、ファイナルシーズンの「憑物語」「暦物語」のさらに後の4月ということになります。
どういう順番で放映するんでしょうか。
やはり出版順に「猫物語（白）」からかなー。

以下私の勝手な妄想的な推理ですので、全然外れたら、ごめんなさい。
原作未読のアニメファンの方、完全にネタばれになりますのでご注意ください。

再読してみて、結構まだ回収されていない伏線があることに改めて気が付きました。
まず臥煙伊豆湖さんが謎です。
なんせ、何でも知っている人ですから。
彼女の後輩が、忍野メメ、貝木泥舟、影縫余弦、このグループも緩い共闘関係にあるみたいです。
伊豆湖さん、「猫物語（白）」では暦クンの案内で神原駿河を呼び出したり、エピソードまで呼び寄せたり、随分と暗躍しているみたいです。
蛇神のお札を暦クンに託したり、斧々木余接ちゃんを暦クンのところに派遣したりしているので、暦クンおよびそのハーレムの敵ではないようなのですが。。

黒幕は、忍野扇でしょうね。
「囮物語」では撫子をそそのかしているし、忍野メメの甥っ子っているのも怪しい。
例の北白蛇神社やくらやみとの関係も懸念されるし、自分はラスボスではないかとにらんでいるのですが。
扇クン、不思議なことに「花物語」では男の子になっているんですよね。
やはり、「囮物語」とかに出てくる扇と「花物語」の扇は全然別人で、花物語の直前に何か大きな事件があったとみるべきなんでしょうか。

そういう意味では、時系列的に一番最後の「花物語」にいろんなヒントがあるように思えます。
なにやら、「鬼物語」で成仏したはずの真宵ちゃんの復活や、月火ちゃんが不死身でなくなったことを匂わすような記述もありましたし。

とまあ、原作の方は、あと２作、「終物語」と「続・終物語」、これですべての決着がつくはずですので、それを待ちましょう。
でも、まあ、西尾維新さんのやることですから、まだ何があるかわからないかな。

ところで、「傷物語」の劇場版はどうした？
昨年公開のはずだったのに、なんか、今年もなさそう？