バレー・キューバ戦

予選ラウンドのブラジル戦に続き、本当に残念な試合を落としてしまった。
第4,5セットとも、終盤に逆転される悔しい展開だった。
これで、最終戦を残して３位以内は絶望、ほぼ５位が見えてきた。
残念だけど、これが今現在の順当な結果なのだろう。

それでは、このメンバーで北京でメダルが取れるかというと、それは無理。
そのことは、柳本監督自身が一番感じているだろう。

世界のトップクラスになるためには、勝負どころで、難しいトスを簡単に決めるエースが必要。
170cmそこそこの高橋、菅山、吉澤にはそれは出来ない。

もうひとつはブロックの穴。
竹下が前にいる時と後のときでは、ジャパンは全く別のチームになってしまう。
攻撃は、コンビとバックアタックでカバーできるとしても、ああ狙われてはレシーブが出来ない。

北京オリンピックに出るだけであれば、韓国、タイに勝てる今のチームで十分だろう。
いちかばちか金メダルを狙うというのであれば、竹下、高橋、吉澤をはずして大型チームをつくるしかない。
その場合、竹下、高橋といった司令塔、精神的支柱を失ったチームは、バラバラになる可能性がある。
柳本監督は、果たしてどんな采配を取っていくのだろうか。