「かすみがうらマラソン」完走記

かすみがうらマラソン、今年はすごい人数で、何でも東京、沖縄に継いで3番目だそうで、その割には運営が今ひとつなんで、大変です。
会場に着くなりコインロッカーを確保、トイレも早めに済ませる。
スタート順が当日の自己申告で、しかも30分刻みと大雑把、遅い人がどんどん前に並んでどうしようもなくなるので、マイルのスタートが出た後すぐにスタート地点へ。

今年からレースプランを変えました。
今までは3時間半切りを狙って、ハイペースで入って、後半失速してました。
どうせ自分の場合は失速するかしないかで結果が決まるのですから、25kmまでは、身体と相談しながら、とにかく呼吸が少しも苦しくならないペースで、タイムにこだわらずに走るようにしてます。どうせ2,3分と違わないんですから。
後は、後半どれだけ粘れるか、です。
呼吸が苦しくならないペースが上がるのも、後半粘るのも、それは練習の成果で、レースで頑張ってどうにかなるものではない。
ちゃんと練習すれば、少しずつでも速くなるはず、そう割り切りました。
「一瞬の風になれ」で、谷口若菜の「私は、早い亀になる。」っていう台詞があるのですが、気持ち分かります。

ということで、スタート後はなかなかエンジンがかからないのですが、7,8km過ぎから気持ちよく走れるような感じになってきます。
16kmくらいで先行していたゆこいちさんをパス、この時「気持ちを切らすのが早い。」とか何とか、後になって考えれば思い上がりもはなはだしい台詞を言ったような気がします。
22km地点、霞ヶ浦への下り坂で、チームメイトのBETTYさんもパス。
中間点が1時間50分、30kmが2時間38分、先月の荒川市民マラソンより1分半遅れくらいですが、ここからが勝負、まだ自己ベストも狙えるなんて思ってました。

それは33km、残り9kmで突然やってきました。
足が、急に動かなくなりました。
昨日、韋駄天で「右の腰周りが固まってますが、これで走っていて右ひざ痛くなりませんか。」「いえ。全然。」なんて話をしていたのですが、暗示にかかったように右足が痛くなりました。
後はもうボロボロで、ペースはキロ6分越え、自己新も、50分切りも無理と分かった瞬間、粘る気持ちも全くなくなり、エイドの後はゆっくり歩きながら給水しました。
BETTYさんにも軽く抜き返され、あっという間に見えなくなりました。
去年のNAHAがちょうどこんな感じでしたが、怪我による練習不足、暑さ、難コースといろいろと言い訳がありました。
今日は、全くございません。

ラスト3km、完全に潰れている時に、けーぜさんとリキさんの応援を受けました。
気力を絞って頑張っているときの応援って本当に嬉しいんだけど、完全に消化レースになっている時の応援って、申し訳なくって、やや辛いものがあります。

最後は、故障中？のKABAちゃんにも追いつかれ、ほぼ同時にゴール。
知人を探したり、応援したりする気力もなく、着替えもそこそこに会場を後にし、コンビニでビールを買って電車に乗り込みました。
（帰って、5時から「反逆のルルーシュ」を見ようと思ったこともちょっとありますが。）
ＴＶまでちょっと時間があったので、自宅の近くの銭湯へ。
汗を流し、湯船で手足を思いっきり伸ばし、マッサージチェアで背中をゴリゴリやって、やや気持ちが落ち着きました。

書きたくないラップですが、1km毎の距離表示は信憑性に乏しかったので、10km毎のみ。
52:28（スタートロス込み）、52:11、53:17、1:04;03＿|￣|○、14:24、Σ(￣ロ￣lll)＝3:56:24、でした。

これで今シーズンのマラソンは終わり。
ハーフの記録がズタボロだったし、フルも最後にいやな記憶がよみがえるレースをしてしまいましたが、まあ、荒川で自己新がでたからよしとしよう。