明日はヒロシマの日。毎年この時期になると、もし日本がハルノートを受入れ、あの戦争を回避していたら、今の世の中はどのようになっていただろうか、などと妄想してしまう。
ハルノート、東京裁判でインドのパール判事をして「地中海の小国モナコでも銃を取って立ち上がるだろう。」と言わしめた、米国が日本に突きつけた最後通牒である。
それは、仏印、満州国を含む中国からの軍隊、警察の完全撤退、大陸における権益の完全放棄、三国同盟の破棄などを要求していた。
日清・日露戦争以来数十年かかって築き上げた大陸での権益をみすみす欧米に簒奪され、満州に住む民間人の生命、財産を危険に晒すことなど、当時の常識からして到底考えられず、戦わずしての無条件降伏要求、事実上の宣戦布告というべきものであったと想像される。
もし当時の首相が、基本的に開戦反対であった昭和天皇と協力してこれを受入れようとすれば、たちまちクーデターが起こって首相は暗殺され、天皇陛下は幽閉されて秩父宮様が摂政にたたれ、結局戦争は避けられなかったのではないか、私はそう思う。
しかしそれでもなお、もしスーパー政治家が現れ、ハルノートを受入れて戦争を回避していたら、今はどのような世の中になっていただろうか。
日本は、朝鮮、台湾、樺太の南半分、千島列島を領土とする、面積で約2倍、人口2億人を越す、南北に長い多民族国家となっているはずだ。
朝鮮は独立しているかもしれないが、そうだとしても日本の同盟国として政治的、経済的に密接な関係を保っているはずだ。
もちろん北朝鮮も金成日も存在しない。
欧米は、中国の権益を手に入れて勢力を拡大し、東南アジアの植民地も保持しつづけ、これらの国々の独立も大幅に遅れていただろう。
中国は、国民党が米国の協力を得てある程度の勢力を保ち、中華人民共和国の国土は今よりもかなり限定されていたはずだ。
蒋介石が旧満州国に逃げ込み、そっくりそれが中華民国になっていたかもしれない。
中国の油田、炭田の大部分は、旧満州国の領土にある。そうなれば中華人民共和国は工業化せず、貧しい農業国のままだろう。
大極的には、冷戦に勝利した米国、EUと並び、拡大した日本語・円経済圏が三者鼎立の様相になっているのではないか、そんな気がする。
私は、これはこれで、世界の平和にとって悪くないパワーバランス、そう思う。
ハルノート、東京裁判でインドのパール判事をして「地中海の小国モナコでも銃を取って立ち上がるだろう。」と言わしめた、米国が日本に突きつけた最後通牒である。
それは、仏印、満州国を含む中国からの軍隊、警察の完全撤退、大陸における権益の完全放棄、三国同盟の破棄などを要求していた。
日清・日露戦争以来数十年かかって築き上げた大陸での権益をみすみす欧米に簒奪され、満州に住む民間人の生命、財産を危険に晒すことなど、当時の常識からして到底考えられず、戦わずしての無条件降伏要求、事実上の宣戦布告というべきものであったと想像される。
もし当時の首相が、基本的に開戦反対であった昭和天皇と協力してこれを受入れようとすれば、たちまちクーデターが起こって首相は暗殺され、天皇陛下は幽閉されて秩父宮様が摂政にたたれ、結局戦争は避けられなかったのではないか、私はそう思う。
しかしそれでもなお、もしスーパー政治家が現れ、ハルノートを受入れて戦争を回避していたら、今はどのような世の中になっていただろうか。
日本は、朝鮮、台湾、樺太の南半分、千島列島を領土とする、面積で約2倍、人口2億人を越す、南北に長い多民族国家となっているはずだ。
朝鮮は独立しているかもしれないが、そうだとしても日本の同盟国として政治的、経済的に密接な関係を保っているはずだ。
もちろん北朝鮮も金成日も存在しない。
欧米は、中国の権益を手に入れて勢力を拡大し、東南アジアの植民地も保持しつづけ、これらの国々の独立も大幅に遅れていただろう。
中国は、国民党が米国の協力を得てある程度の勢力を保ち、中華人民共和国の国土は今よりもかなり限定されていたはずだ。
蒋介石が旧満州国に逃げ込み、そっくりそれが中華民国になっていたかもしれない。
中国の油田、炭田の大部分は、旧満州国の領土にある。そうなれば中華人民共和国は工業化せず、貧しい農業国のままだろう。
大極的には、冷戦に勝利した米国、EUと並び、拡大した日本語・円経済圏が三者鼎立の様相になっているのではないか、そんな気がする。
私は、これはこれで、世界の平和にとって悪くないパワーバランス、そう思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます