中国との間で、小泉首相の靖国参拝問題がややこしいことになっていますが。。。「A級戦犯」などといわれると、靖国神社は、重罪人も英霊として祭っているのか、という印象になってしまう。
そもそも戦争犯罪人というのは、外交の一手段である戦争を遂行する上で、戦争のルールを守らなかった人のことである。戦争をしたこと自体は罪ではない。
それではどんな事が罪になるかというと、A級戦犯は、平和に対する罪で、侵略戦争をしたり、条約を破ったり、宣戦布告をしなかったりすることがこれに当たる。B級は、一般の戦争ルールに関することで、捕虜虐待とかがこれにあたる。C級は人道上の罪。
これでいけば、不可侵条約を破って侵攻してきたソ連はA級戦犯だな。民間人の大量殺戮を目的としたとしか思えない東京大空襲や広島、長崎の原爆はC級戦犯か。。。。
しかし、戦勝国が、法廷で裁かれることは、決してない。裁かれるのは、敗戦国のみ。
敗戦国日本では、沢山の人が、東京裁判において、勝者である連合国の基準で、一方的に裁かれました。
子供の時に、「私は貝になりたい」という話を、TVドラマと漫画で見た記憶があります。
田舎で床屋をやっていた主人公が、いきなり徴兵され、上官に無抵抗の捕虜を刺し殺せと命令される。上官の命令に逆らえない主人公は、捕虜を刺し怪我をさせる。終戦後、GHQにこの件を咎められ、BC級戦犯と言う事で絞首刑になってしまう。その彼の遺言が、「つまらない一生だった。生まれ変わるのなら、もう人間に生まれたくない。牛や馬では、人間にこき使われるから、海の底で誰にも知られずに生きる貝になりたい。」だった、みたいな話でした。
米国の支配が終わり、こうして一方的に裁かれ、犯罪人として死んでいった人達の名誉を復権しようではないかということになり、与野党一致で、東京裁判における有罪判決はすべて無効となりました。
この裁判で処刑または獄死した人は、刑死ではなく戦争による殉難死ということになり、戦死者同様、靖国に英霊として祭られることになった、と言うワケです。
すなわち、日本においては、A級戦犯は、他の戦犯と同様同列に、犯罪人ではない、戦争の犠牲者ということになっているのです。
中国は(正確には中華民国は)、連合国側、すなわち戦勝国ですから、東京裁判は有効だとでも言うのでしょうか。宣戦布告もなしにパールハーバーを火の海にされた(これは明らかに戦争犯罪)米国の大統領が靖国神社を公式参拝しているのに、何とも了見の狭い国です。
とはいえ、東京裁判を無効として、それで歴史に蓋をしてしまう態度もどうかと思います。A級戦犯の中には、開戦に反対して軍部と対立した廣田弘毅とか、なり手がいないので無理矢理首相にされた小磯国昭のように、この人がなぜ戦犯?みたいな人もいれば、この人は仕方がないよな、みたいな人もいます。松井石根だって、まず南京虐殺が本当にあったのか、の歴史検証をきちんとしなければ評価できません。
東京裁判は無効!以上終わり、みたいな話ではなく、日本人自らが、正しく歴史事実を認識し、自らの東京裁判の判決を、凛として世界に発信する必要があるのでは、と思う今日この頃です。
そもそも戦争犯罪人というのは、外交の一手段である戦争を遂行する上で、戦争のルールを守らなかった人のことである。戦争をしたこと自体は罪ではない。
それではどんな事が罪になるかというと、A級戦犯は、平和に対する罪で、侵略戦争をしたり、条約を破ったり、宣戦布告をしなかったりすることがこれに当たる。B級は、一般の戦争ルールに関することで、捕虜虐待とかがこれにあたる。C級は人道上の罪。
これでいけば、不可侵条約を破って侵攻してきたソ連はA級戦犯だな。民間人の大量殺戮を目的としたとしか思えない東京大空襲や広島、長崎の原爆はC級戦犯か。。。。
しかし、戦勝国が、法廷で裁かれることは、決してない。裁かれるのは、敗戦国のみ。
敗戦国日本では、沢山の人が、東京裁判において、勝者である連合国の基準で、一方的に裁かれました。
子供の時に、「私は貝になりたい」という話を、TVドラマと漫画で見た記憶があります。
田舎で床屋をやっていた主人公が、いきなり徴兵され、上官に無抵抗の捕虜を刺し殺せと命令される。上官の命令に逆らえない主人公は、捕虜を刺し怪我をさせる。終戦後、GHQにこの件を咎められ、BC級戦犯と言う事で絞首刑になってしまう。その彼の遺言が、「つまらない一生だった。生まれ変わるのなら、もう人間に生まれたくない。牛や馬では、人間にこき使われるから、海の底で誰にも知られずに生きる貝になりたい。」だった、みたいな話でした。
米国の支配が終わり、こうして一方的に裁かれ、犯罪人として死んでいった人達の名誉を復権しようではないかということになり、与野党一致で、東京裁判における有罪判決はすべて無効となりました。
この裁判で処刑または獄死した人は、刑死ではなく戦争による殉難死ということになり、戦死者同様、靖国に英霊として祭られることになった、と言うワケです。
すなわち、日本においては、A級戦犯は、他の戦犯と同様同列に、犯罪人ではない、戦争の犠牲者ということになっているのです。
中国は(正確には中華民国は)、連合国側、すなわち戦勝国ですから、東京裁判は有効だとでも言うのでしょうか。宣戦布告もなしにパールハーバーを火の海にされた(これは明らかに戦争犯罪)米国の大統領が靖国神社を公式参拝しているのに、何とも了見の狭い国です。
とはいえ、東京裁判を無効として、それで歴史に蓋をしてしまう態度もどうかと思います。A級戦犯の中には、開戦に反対して軍部と対立した廣田弘毅とか、なり手がいないので無理矢理首相にされた小磯国昭のように、この人がなぜ戦犯?みたいな人もいれば、この人は仕方がないよな、みたいな人もいます。松井石根だって、まず南京虐殺が本当にあったのか、の歴史検証をきちんとしなければ評価できません。
東京裁判は無効!以上終わり、みたいな話ではなく、日本人自らが、正しく歴史事実を認識し、自らの東京裁判の判決を、凛として世界に発信する必要があるのでは、と思う今日この頃です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます