ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

「昭和の日」に思う

2008-04-29 00:49:49 | 歴史
「昭和の日」っていうよりも、自分位の歳の人にとっては、4月29日は「天皇誕生日」ですよね。
激動の昭和を、63年の長きにわたってお治めされた昭和天皇が亡くなられてはや20年、その今、2000年にわたって継続してきた皇室は、断絶の危機にあります。

現存する皇太子家、秋篠宮、常陸宮、三笠宮、桂宮、高円宮のうち、お世継ぎがいるのは秋篠宮のみ、それも1歳の悠仁さまお一人のみ。
高円宮家は既にご当主が他界、他の宮家も、ご年齢を考えるとお世継ぎが誕生される可能性はありません。
30年後を想像してみてください。
宮家は天皇家と秋篠宮家のみ、皇族は、天皇陛下になっておられるであろう78歳の皇太子様、72歳の秋篠宮様、そして皇太子であろう32歳の悠仁様の3名のみ。
皇太子家の愛子さまをはじめ高円宮家や秋篠宮家のお嬢様はご結婚されて皇籍を離脱されている可能性が高い。
願わくは、悠仁様がご成婚されて、男子がお生まれになっていればよいのですが、これは生物学的偶然の所作、悠仁様やその后には大変なプレッシャーがかかってしまって、あまりにもお気の毒。

これというのも、昭和22年に、1天皇家と秩父・高松・三笠の直宮家を除く傍系11宮家を皇籍離脱させてしまったことと、昭和40年の秋篠宮様ご誕生の後、一昨年の悠仁親王まで実に41年もの間、天皇家・宮家で、皇位継承権のない女性の宮様のご誕生が9名続いたことが原因です。

明治天皇には7名の側室がおられましたが、現代日本ではそういうわけにもいきません。
となると、方法は二つ。
2000年続いた国のカタチを変えて、女性の皇族も世継ぎとなれるとするか。
皇籍離脱した旧宮家を復活させる、または跡継ぎのいない宮家が旧宮家から養子を取り、いざと言う時の世継ぎのスペアとするか。

天皇家以外の宮家が血統のスペアとなって天皇位を継ぐことは、日本の歴史上多々あったことです。
60年前には存在した宮家を復活させるのか、それとも2000年続いた日本のカタチを変えてしまうのか。
60年なんて、悠久の日本の歴史から見ればほんの一瞬、答えは考えるまでもないように思います。
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