ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

Arrietty's Jog

2010-08-22 18:31:05 | 街歩き・お散歩ジョグ
国分寺崖線(こくぶんじがいせん)、通称ハケの道と呼ばれる、関東ローム層の境目の段丘があります。
JR中央線を国立駅の東側で横切り、国分寺市・小金井市と国立市・府中市の市境に沿って、さらに野川の北に沿いながら調布市深大寺付近を通り、世田谷区、大田区に至る段丘です。
都市部でこそ坂は削られアスファルトで固められて分かりにくくなっていますが、国分寺市、小金井市付近では所々でそのままの姿を見せていおり、崖線と野川にはさまれる地域は緑がかなり残っています。
翔の叔母の家はこの地域にある。
アリエッティが薬缶に乗った川は野川。
別れのシーンは崖線の上の武蔵野台地。
そう予想しました。

JR中央線・国立駅をスタート、大学通りを南に下ります。
国立は別にアリエッティには関係ないんですが、学生時代にちょっとだけ住んだことがあって、すごく懐かしかったので。


多摩蘭坂(たまらん坂、すごいネーミング!)を上り、西国分寺へ。
後になって気がついたのですがこれも崖線を登る坂、削られてなだらかな坂になっているようですが、その昔はたまらん坂だったのでしょう。
史跡通りなんてのがありました。だんだん雰囲気が出てきます。


府中街道を越えて道を南に、国分寺跡方面へ。
実は、国分寺は学生時代頻繁に乗り降りしていたのですが、
聖武天皇が全国に国分寺、国分尼寺を作ったというのも、中学の社会科の教科書に載っていたのですが、
国分寺市のどこに、国分寺があったのか、今の今まで全く知りませんでした。

崖線の上の台地は公園やお寺になっていました。


鬱蒼とした雑木林、何かが棲んでいそう。
カラスがギャーギャー鳴いて、不気味です。


実際の国分寺跡は崖線の下の平地にありました。
何のことはない、ただの原っぱです。
奈良の昔に、この地に大伽藍が建ち並んでいたと思うと不思議な感じがします。



「お鷹の道」、ハケの湧水を集めた小川に沿って遊歩道が。


「真姿(ますがた)の池」湧水群、小川の飲んでみましたが、冷たくておいしい。


見上げれば丘、林、森。
中央線の駅の程近くにこれだけの自然が残っているのは、ちょっと驚き。


森のすぐそばに瀟洒な住宅が。


逢魔が森と街の境界線が近い。
翔の叔母の家も、こういうところにあるんだろうな。


野川沿いの道がないので一旦国分寺駅方面へ、JRの線路沿いに走ります。
線路沿いの東京経済大学から野川まで、距離は数百メートルですが、高低差は20mくらいあるでしょうか。
翔とアリエッティの別れの場面は、やはりこういう丘の上だったんでしょう。

で、道があったので下ります。
野川です。


電車の駅から車でこんな橋を渡って、家に着いたんですよね。




それにしても暑いです。
子供達が川遊びをしています。
自分も飛び込みたくなります。


アリエッティとスピラーが薬缶に乗って流れてきそうです。


やがて川は武蔵野公園、そして野川公園の中へ。
湧き水の小川で遊ぶ女の子が一瞬アリエッティに見えました。


あまりの暑さに深大寺まで行くのを断念、東八道路経由三鷹まで走って、本日のジョグはこれにて終了、駅前の銭湯の水風呂で身体をアイシング。
実はこのラスト5kmが本当に暑くて、結構きつかった。

結局、アリエッティ一家には会えませんでした。
他にもいろいろと面白そうなところがあったので、もう少し涼しくなったらまた行ってみよう。

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