ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

立会川源流散歩

2021-05-05 08:26:07 | 街歩き・お散歩ジョグ
立会川というと思い浮かぶのが京浜急行の駅と、そのあたりを流れている、海近くの、ボラが遡上する、護岸がコンクリートで固められた川。開渠の部分は下流の一部分だけで、ほとんどが暗渠にになっていると聞いて、水源を探しに行ってきました。

東急東横線の学芸大学から線路沿いを渋谷方面に少し戻ったところにある碑文谷公園。

池の案内板には「立会川の水源である」とはっきり書いてありました。

池の中の島には弁天様が祭られていました。


水辺と弁天様はほぼセットものです。


池から流れ出る水路も、暗渠っぽい道もないのですが、古地図を頼りに水路跡をたどります。東南出口から東横線のガードをくぐり、目黒通りを渡り、消防署の横の道を入った先の田向公園に向かって、川跡の痕跡。


公園の反対側から、まっすぐな桜並木の道が南に向かってあったのですが、これは水路じゃなさそう。


円融寺。かなり大きなお寺です。古地図によると、碑文谷公園の池からの流れは、この寺の東側を回り込むように流れていたようです。


円融寺からの道をまっすぐに進むと、立会川緑道にぶつかりました。丁字路のように、下流も、上流方向にも緑道があります。


とりあえず上流方向へ。橋の名前が橋柱にあります。


碑文谷八幡宮にぶつかりました。ここもかなり大きなお社です。この先の少し高くなったところに雀のお宿公園と言う公園がありました。その昔は竹林だったみたいで、このあたりにも別の水源、湧水があったのでしょう。


改めて、立会川緑道の起点から下流方向へ。


このまま緑道は直線的に西小山駅まで続いているのですが、どうも自然の河川っぽくない。古地図によれば、関東大震災前までは蛇行した自然の流れだったのが、昭和初期には直線的な流れになっている。震災後は、焼け野原になった都心を避け、郊外の私鉄沿線が一斉に宅地化しましたので、このあたりもそうだったのでしょう。区画整理され、都市のインフラ、おそらくは下水道として使われるようになったのでは。

新橋の橋柱のところで左折、もう一つの水源と思われる清水池公園へ。
妙に蛇行した道が。


いかにも川跡っぽい。


清水池公園。ここまで、蛇行した道以外は、川跡っぽい痕跡は見つけられませんでした。


いずれにしても、立会川の水源は、碑文谷公園の池、清水池と、もう一つ川上の碑文谷八幡あたりにあったのではないでしょうか。

せっかくここまで来たので、林試の森公園まで足を延ばしてみました。この公園の周辺にも川の痕跡がいろいろあったのですが、こちらは立会川ではなく、目黒川の支流のよう。
公園の北側に沿って、いかにもな道、羅漢寺川の暗渠でしょうか。




林試の森公園を抜けて、東急目黒線の武蔵小山から帰宅。
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