女子バレー、４位

ワールドカップ女子バレー、4位でしたね。
3位と4位を分けた中国戦ですが、あの試合に限っては精神力の差、両チームとも必死なのは当然で、ああなるとより強く絶対勝つと思っている方が勝つ、中国の「勝ちたい」という気持が、日本のそれより勝っていた、そんな感じでした。
でも、日本チーム、全試合ホームゲームということを割り引いても、良く頑張ったと思います。
山本、井上の両ミドルブロッカーが故障欠場、でも、岩坂が結構使えたし、ウィングアタッカーも江畑が木村の対角にほぼ定着しました。
20代前半の若い選手に使える目処が立って、先行きいい感じになってきました。
これならオリンピック出場はほぼ大丈夫でしょう。

数試合をＴＶ観戦しただけなのであまりえらそうな言えませんが、北京オリンピックの頃と比べ一番良くなったのは、ブロックと思います。
「日本には二段トスを決めるような絶対エースがいないので、ある程度ブロックで点が取れないと厳しい。ブロックの大穴になる竹下を使い続けるの限り、日本は世界のベスト８にはなれても、絶対４にはなれない。」というのが私の持論だったのですが、ちょっと見方を変えなければいけません。

私も学生時代はミドルブロッカーだったのですが、ブロックって、手の当たり所数センチで、ボールは真下だったりコートの外だったりします。
通常は２人で飛ぶので、チームプレーと言う側面もありながら、相手とのコースの読み合い、微妙なタイミング勝負、究極の個人技だったりもします。
日本チームの地道な練習と相手チームのデータ収集の結果だと思います。

今後の課題は、、、レシーブをこれ以上上手くなれというのも酷なような気がするし、絶対エースの養成って言ったってないものねだりだし、やはりセンターの攻撃力、かな、一番改善の余地があるのは。
後は、やはりチームの大型化。ロンドンまでは基本的にこのチームでいくのでしょうが、竹下の後のセッターは、ぜひ大型選手を養成、抜擢すべきと思います。

ＴＶ観戦、応援をしてて、改めて、心から、バレーボールって面白いなと思えました。
オリンピックは、ベスト8に入ってしまえば、そこからは一発勝負のトーナメント戦、今回のようなリーグ戦より番狂わせの起こる確率は高い。
「頑張れ、日本！」です。