御宿ひぐらし日記

田舎暮らしをはじめて、、日々の閑話、、

退院

2022-02-25 16:42:07 | 日記・エッセイ・コラム

    

明日退院出来る見込み。

   

40日も居るとは思わなかったよ。

   

昨年は個室への入院だったけど、今回は3人部屋。

    

イロイロ感じることが多かった。

   

なんと言っても驚いたのが、看護師さん達のパワー。

  

2交代制のこんなヘビーな仕事を日々こなしていく姿には、本当に

アタマが下がる。

    

あなた達は凄い、凄すぎる。

   

いつも眉間にシワを寄せてムッとしている私にも、イロイロ話し

かけてくれて、ホッとしたし。

   

入院当初は、深夜になると聞こえる雄叫びや呻き声に驚いたが

アッという間に慣れた。

   

このフロアでは、私が最年少かつ症状も最も軽い方だと思われる。

   

普段、シャバで健康に暮らしていると、病気のヒトの事を考える

事は滅多にない。

   

中でも胸が痛んだのは、トイレに行った後、自分の部屋に帰れなく

なったキレイなおばあさん。

   

数日後、夜散歩の時、唇に紅をさして鮮やかな紫色のセーターを

着たあのおばあさんが、男性看護師さんと共に廊下に立っていた。

   

おばあさんは静かに泣いていて、「今から家に帰る、すぐ帰りたい」

訴えていて、看護師さんはそれを淡々と宥めていた。

   

病状も事情も全く分からないけど、あんなに悲しそうな人を見たのは

初めて。かなり辛かった。

    

このところ、お見かけしないけど、帰宅できたのかな。

    

   

同室のお二人とも仲良くさせて頂いた。

   

長くご一緒したOさんは、半導体を作る仕事を勤め上げた後、その時

使用していた薬品のせいで、体を壊したとのことで、私なんかとは

比べものにならない、超ヘビーな治療を連日受けていた。

   

お孫さんに貰った『早く帰ってきて、焼き肉一緒に行こう』という

手紙を涙を浮かべて見せてくれたりした。

   

治療が一区切りついたので来週退院出来るとのこと。末永くお元気で。

   

もうお一人、Yさんは相当なお歳だと思うのに、超頭脳明晰。

    

院内の施設や体制について、これはマズイよと数々のダメ押しをして

それが全て完全な正論で、反論する余地が全くないのが凄い。

  

施設長や管理栄養士に直で進言していた。

  

スゲ~ジイサンだなあ。尊敬します。

  

     

諸々お世話になりました。 

   

今は、帰宅して、妻とバカ話をしながらビールを呑むのが楽しみ。

   

疲れたよ。

コメント
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