忙しかったのが一段落して、やっと音楽が聴ける。
先週の古楽の楽しみは『イングランドに響く音楽』、いいねえ。
イギリスは、百年戦争→バラ戦争のおかげで、大陸に比べて音楽の発展が
遅れてしまった。そこがイイんだけどね。
おそらく中世末に纏められたと思われる『オールドホール写本』は
本当に泣ける。
英リコーダー界の碩学ローランド・ジョーンズが、この頃のヨーロッパ
音楽について、ドイツはやや四角ばっていて外交的、イタリアは曲線的
あるいは感情的、イギリスは上品だけど陰気と言っていたのを思い出した
(間違っていたらゴメンナサイ)。
バラ戦争が終わって、チューダー朝の頃に、タヴァナーが登場する頃が
イギリス音楽の頂点の一つだったと思うよね。
当時は深く考えなかったけど、世界史をやらされて本当によかったよ。