朝、新聞を取りに行った時、生垣の下を見ると一面に霜柱が出来ていた。
こんなの見たのは、子供のとき以来である。
ふと、花壇やバラが心配になって庭に回ってみたが、南側には全く見当たらなかった。
それにしても見事な盛り上り方である。
さっそく、お約束の通りサクッと踏み潰そうと足を乗せてみたのだが、カチンコチンでビクとも
しなかった。
やっと本格的な冬到来である。
庭のバラは、まだ蕾や花の残っているものがいくつかある。
あまり頑張らせてもかわいそうなので、すべて切ってしまった。
やっと思い切れてホッとした。
写真は、アイスバーグとユキサンである。
ユキサンの蕾は開かないだろうなあ。
これで、春まで花を待つばかりであるが、ほぼ毎日モグラ塚の始末をしているので安心は
できない。
モグラは冬眠しないらしい。
風邪はなんとか収まりつつありホッとした。
インフルエンザでなくてよかった。
御宿は初雪である。
空の下の方は晴れていて入道雲(?)も出ているように見えるが、上空は雲が広がり粉雪が
かなり激しく降ってきた。
凄い北風。
ほどなく止んでしまったが、ああビックリした。
月の沙漠(砂漠にあらず)が生まれたことで御宿が有名なのは知っていた。
御宿ではそれにあやかって、これでもかというぐらい町中『らくだ』だらけである。
朝の7時、正午、午後5時には、防災無線から『つーきのーさばーくをー』と音楽が流れる。
街灯にもらくだの装飾が付いている。
潰れたようだが、家から一番近い喫茶店の名前は『らくだ』。
最寄のゴルフ場は『キャメルリゾート』。
もう慣れたが、ここまで来たからには、とことん『らくだ』で攻めていって欲しい。
風邪をひいてしまい、かなりシンドイ。
御宿では7のつく日に朝市があるが、一度も出かけたことが無い。
それとは別に、月に2回近所に小さな朝市がたち、これには時々顔を出す。
写真が今回買ってきた品物で(大根はオマケでもらった)、目玉はウコッケイの卵である。
売っていたオバサンには、『ぺっとりとしておいしいよ』とよくわからない勧め方をされたが、
まあ、濃厚だということを表現しているのだろうと思い購入した。
卵かけごはんにして頂いた。
はじめて食べるウコッケイは、確かにとてもおいしかった。
バラの葉が全く落ちない。
蕾が付いて花が咲いている木もある。
ネットで調べると、剪定と同時に残っている葉も全て取ってしまうほうが良いらしい。
でもねえ。
まだツヤツヤしてきれいな葉っぱをむしってしまうというのは、バラ初心者の私としては
なかなか納得できない。
まあ、そうも言ってられないので、天気もいいことだし、とりあえずツルバラから作業を
はじめようか。
駅から町役場へ向う途中の小高い丘の上に、2007年に廃校になった御宿高校がある。
見た目はまだ新しく、立派な建物である。
定員に満たなかったのか、金が無かったのか、廃校の原因はわからないが、もったいない
ことこの上ない。
町の議会でも、廃校後の利用案をイロイロ議論しているようだが、まだ決定打がでない
ようだ。
港のある『岩和田』地区の小学校も廃校になったようだし、田舎の行末も大変である。
この時期、御宿ではあちこちできれいなスイセンが咲いている。
民家の生垣の下、田んぼの畦、農道の道端、どこにでも群生している。
『ラッパスイセン』等とは違い小さなかわいい花で、調べたら『ニホンスイセン』というそうで
海岸沿いに多いとのことであった。
園芸種ということであったが、この辺りでは半ば野生化している。
当分の間、楽しめそうである。
写真は近所にある役場である。
つい市役所と言ってしまうが、御宿は町なので町役場と言わなければいけない。
それにしても立派な建物で、中の調度も良いものをそろえている。
転入したての頃は、人口8000人で、高齢者率も県内一の町としては、分不相応だと
思ったものだが、隣のいすみも勝浦も市役所はピカピカで豪華なものであった。
田舎とはこういうものなのだろうか。
ジョギングコースの途中に、乗馬体験の出来るマザーファームという小さな牧場がある。
以前は写真のかわいいポニーしかいなかったのだが、最近大きな白い馬が2頭加わった。
初めてでもポニーなら乗れそうな気もするものの、あんなでっかい馬(ウマの知識ゼロ)に
は、情けないが恐くて近寄れそうにもない。
それにしても、お客さんが来ているのを見たのは1回だけである。
近くにはオートキャンプ場や鶏卵牧場等もあり、それなりに遊ぶところもあるのだが、やはり
御宿といえば海なのであろうか。
山側には四季を通じてほんとに人がいない。
まあ、私にはそこが良いのだが。
妻の誕生日に1976年産のワインを開けた。
普段、家では通販で買った安ワインしか飲まないので、いいワインを開けるのは久しぶりの
ことである。
すでにコルクはボロボロであったが、さすがリオハのワイン。
30年以上経っているとはとても思えない力強さが残っていて、これならあと10年くらいは
持ちそうである。
おいしく頂きました。
正月なので神社だけでなく寺のことも書いておこう。
最明寺は、北条時頼がこの寺に泊まった時に読んだ短歌が元となって、『御宿』という地名
がついたので有名らしい。
寺も立派だが、本堂脇の『落石注意』の看板がある階段を上り詰めた場所からの眺めは
素晴らしかった。
夏よりも冬の海の方がきれいだと思う。
水平線が丸かった。
初詣は下見(?)しておいた『春日宮』へ行って来た。
元日だけあって結構な人出である。
宮司さん(先日見かけたおじさん?)も正装して迎えてくれ正月らしい。
境内にはじめて見る『茅の輪』があった。
素盞鳴尊(すさのおのみこと)由来のわっかで、8の字にくぐるとこの先半年は安泰らしい。
よく晴れた静かな元旦であった。