毎月第三週目の土曜日開催されるオープンマーケット、4月初旬に帰国するからお土産を買うのにも、と楽しみにしていた。
この土曜日は、このタヴィラに落ち着いて5年間初めて、土砂降り強風で、それでもマーケットが開いているかもと少しだけ期待して行ってみた。
広いマーケット・スクエアーは出店が一軒だけー八百屋さんだった。
風を遮る石塀の隅に小鳥を売る出店が2軒、野菜の苗を売る出店を2軒見つけた。それで以前から欲しかったトマトの苗一本が15センチくらいのを6本頼んだ。あまりお客がいないせいか、おばちゃんは8本入れてくれ1ユーロ25セントだという。
ほかのお土産など諦めて帰ってきた。
3月30日はグッドフライディという。英国では金曜日から月曜日までがイースターの祭日休暇になる。そしてこの金曜日に隣のオランダ人が ”マーケットが開いている” と教えてくれた。
10分後には急いでマーケットへ向かっていた私。2週間前のマーケットが雨で流れたからこの日は今までで一番大きなマーケットになった。そして買い物客にローカルのポルトガル人の多いこと。
欲しかったレースのトップやポルトガルタイル模様のエプロン、野菜も買い込み、とうとう高さ1メータ近くのオリーヴの苗木も買ってしまった。
この苗木にはもうつぼみが無数についていて、今年から実がなるかもしれない。亭主に言うと持っていけないと断られるから、キャンパーの裏に隠しておいた。オランダ人の友達に見せたら、羨ましがって、”ポールがダメと言ったら私が買ってあげる。”という。これだけは持って帰ると強気の私。
野菜の苗は今まで見たことがないスイカや瓜の苗、ピーマンの苗も売りに出ていて、この国の気候なら何でも育つのだと本当にうらやましい。
来年もここに来ていたら、レモンの木をもって帰るのが私の夢。