Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

再びポルトガルへーフーパーの求愛

2018-02-17 23:16:59 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

3月のはじめ、キャンパーからやや近い草むらにフーパーが3羽いるのを見つけた。

早速カメラをもっていったところ、3角関係はうまく話し合いがついたのか、2羽だけになっていた。

今まで一羽づつしか見たことがなかったから、比べようがなかった。今回2羽が一緒にいるとオスはくちばしが長い。すぐ彼はマッチョ君と名付けた。

メスはマッチョ君と比べるとくちばしは短く、口の横に白い斑点が見える。時々頭のとさか?か冠が立って、マッチョ君に ’いかが、私って素敵でしょ” と見せびらかしている感じ。

 

マッチョ君は草むらの土をつつきまわして食べ物を探しているらしい。 虫かミミズか掘り当てると急いでメスのところへ走って行って、彼女に口移しで食べさせている。

 

これはまさしくマッチョ君の求婚であり、彼女がえさをもらうことで、結婚の承諾を得たのだ。

マッチョ君は何度も何度も広範囲を歩き回ってえさを探し回り、せっせと彼女に口移し。

彼女の方は時々土をつついたりしているが、明らかに彼のプレゼントを待っている。

 

マッチョ君がえさをくわえてやってくると、彼女は雛がやるように大きな口をあけて ” 早く、早く ” と急き立てていた。

私の方、30分以上も写真を撮ったりビデオに収めたりでもう十分と帰ってきた。

さてそれから1週間後、キャンパーの近くに2羽が現れ、木の下の草むらを歩き回っている。

マッチョ君の方は忙しそうに足早であちこちつつきまわるが、決して彼女に口移しのえさをやらない。それでも彼女の方は新妻らしく嬉しそうにマッチョ君の後を追いかけまわしていた。

これって釣った魚にえさはやらないという昔の日本男性によく似ていると思わない?

 

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再びポルトガルへー古物市とフリーキャンピング

2018-02-17 15:16:03 | 再びポルトガルへ2017-2018

 

 

先週の土曜日、魚市場へショッピングに行った。久しぶりに行ったので、毎週土曜日にマーケットの周囲で古物市、骨董市が開かれるのを忘れていた。

 

 

殆どは地面に置いてあるだけのガラクタが多い。最近テレビではこんなガラクタから何万ポンドもする宝物が見つかったりして、そんなものを見ると亭主が、’お前はどうしてあんな宝物を探してこないのだ’ という。

 

太陽があたってキラキラしているクリスタルのディカンターがあまりにきれいだったから写真を写したら、 ’10ユーロ払え” と出店のおじさんが言った。

写真写すのに?と聞いたら笑ってジョーダンだよ。 アーほんとにここがアラブの国でなくて良かった。

 

 

こんな物に興味のある人には面白いかもしれない。そしてこの辺りでスペインのきれいなタイルを売っている店で、値段を聞いたら一枚50セントだという。

すっかり舞い上がって20枚欲しいと言ったら、床に広げてあった8枚だけが無傷であとは全部どこかが欠けているという。どうしても欲しくて8枚だけ買った。

’帰国したらテーブルトップにするのだ´とキャンプサイトの友達に見せたら ’だれが作るの?’ と聞くから ’もちろんポールが’ ”彼は作るのを知っているの?” ”いやまだ知らない“ そこでみんなで大笑い。

 

こんなどこかのお屋敷から盗んできたような素晴らしい椅子や

 

スパニッシュダンサーの着るきれいなドレスも売られている。

写真の手前に見える切り石はどこかの遺跡から盗んできたのかもしれない。

 

古いオリーヴ油を入れる壺はヨーロッパのお屋敷やレストランの装飾に人気がある。

もう14年も前、初めてポルトガルへキャンプに来た時、キャンパーの隣に住み着いていたオランダ人は、農家を回って古い壺を買い集め、ヴァンに積んでオランダへ持ち帰り、売るのを生業にしていた。こんな仕事もあるのかとつくづく感心したものだ。

 

テレビなとで投機の対象になるアフリカの木彫りの面、私にもう少し骨とう品を見る目が有ったなら・・・と考えてしまう。

初めて見るような面白い容器や、道具を見て歩くのも楽しい。

マーケットのコーナーは強い春の日差しの下、コーヒーを飲んでくつろいでいる人たちが多かった。

 

 

古本屋、レコードの屋台。

 

 

 

魚市場や骨董市の周りに無数のキャンパーが駐車している。彼らはここで無料のキャンピングをしている。この駐車場は電気も水もないが、魚市場にトイレの設備だけはある。キャンパーにはトイレもシャワーも台所もついているから、こんな場所で停車、キャンプしていれば安く生活できるだろう。でも水の補給やトイレを捨てる場所などどうするのだろうと不思議でならない。

 

キャンプサイトから一番近い踏切の真横に小さな小屋がありおじいさんと犬2匹が生活している。

水や電気はあるのだろうか? 入り口は狭そうだが石造りの奥行きはありそうな小屋だから、楽に生活しているのかもしれない。

ショッピングモールの近くに、小さなドイツのヴァンが駐車してもう10年近くになる。

小さなドイツ人のおじいさんがこのヴァンで生活している。最近汚れた服を着たまま早歩きかジョギングのつもりで道端をよたよた来るのを3回も見かけた。10年も生きているところを見ると、年金をもらって食料が買えるのだろう。自由な生活をしているのかもしれないが、やっぱり精神異常に見える。

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