先週素晴らしく暖かい日、急に思い立ってモンテゴードへ行くことに決めた。山手に行けばレストランもお店もないから今日は海岸線からモンテゴードの町中で昼食に決め水のボトルとカメラだけで10時半過ぎの電車に乗った。
カステロマリームの駅は最終点のの2駅前、ここからいつも歩くのは北へ向かうがこの日は正反対の海岸へ向かう。
駅から海岸までは2㎞程、途中に素晴らしいお家が並び、特にこのモダンな住宅の前庭が見事。
非常によく手入れされた庭はあらゆる種類のサボテンで、只ただ感心して写真を撮りまくった。
海岸へ着く前の松林の中を歩く。この日は風もなくティーシャツで歩いても寒くないどころか、日焼けが心配な亭主は長そでシャツで出かけた。
海岸へ出ると遠くにモンテゴードの独特のホテルが見える。この写真は望遠で撮っているから距離感がないが、海岸線はヴィラ・リアルまで延々と伸びている。
後ろを見ればたくさんの人々が砂浜や水際を散歩している。この海岸もどこまで伸びているのか見当もつかない。
上の写真の水平線の最先端がヴィラ・リアルの河口。
海水が流れてできた自然の砂模様。
波打ち際にはいろいろな貝殻や小さなウニ、魚の死骸などが打ち上げられて、カモメやチドリがえさを求めて歩き回っているが、驚いたことにゴミが一切落ちていない。最近大きなニュースになっているプラスチックやビニールのゴミは一度もみなかった。
もしかして海岸を毎日掃除している人がいるのだろうか?
モンテゴードを通り過ぎると人影はだんだん少なくなり砂浜には波が残した面白い模様が伸びている。
気温は20度くらい、直射日光の下では風がなければ汗ばむくらい暑い。ヌーデストの男性二人が楽しそうに泳いでいた。
ヴィラ・リアルの河口が近くなってきたので砂丘に上がり町への近道を探すが、松林の下草は2メーター以上もあるブルームの藪に覆われて通れそうな道は一切ない。
歩きにくい砂丘を散々歩いてとうとうフリーのキャンプサイトを見つけた。そこからまっすぐ伸びている道を行くと道端の藪はミモザの花盛り。このミモザはタヴィラで見るのとは違う。
このまっすぐな道をてくてく歩いて遠くに町が見えるからあそこがヴィラ・リアルの町だろうと見当をつけた。ところが
その町は対岸のスペインの町・アヤモンテだった。とうとう川渕についてアヤモンテの町だと気が付いた時はガックリ、まだ相当歩かないとヴィラリアルの町中へ着かない。
道端のサボテンにプリックリー・ペアー(サボテンの実)がたくさんついてとってもきれいに見えるが今まで食べたことは無い。
アヤモンテの町を横目に見ながら数キロ歩いてやっと町の入り口へ着いた。
この高い煙突がヴィラリアルの郊外の目印、ここからまた3kmほど歩いて午後2時過ぎピンゴ・ドーシーのキャンティンにたどり着いた。
このキャンティーンは安くて私の好きなポルトガルの食事が食べられる。いつもは食べないチョコレート・パフまで食べてしまった。
町中に今まで見たことの無い木の花が咲いていて、しばし見とれてしまった。
この日の全行程は18kmだった。