ポルトガルからスペイン中央山岳地帯を通った。深い山並みは雨雲が覆って数日前の夏に近いような天気が嘘のように思える。マドリッドに後300Kmの盆地の高速道路わきにCamping Restaurantを見つけて一泊した。私たち一台だったが、サイトを開けてくれ、素晴らしい設備で感激した。
翌朝寝坊してしまい、大急ぎで10時頃に出発し高速道路をトレドへ向けて走った。途中の山にさしかかると霧が出てきて、トレド近くから又雨が降り出した。
トレドのキャンプサイトへはお昼過ぎに着いた。トイレ・シャワーがきれいだけど一泊23.36ユーロと安くない。
昼食後雨の中をレインコートと傘をさして、トレドの町へ歩いていった。トレドの町は丘の頂上に城と大聖堂がありその丘をびっしりと中世の町が取り巻いている。その外側を大きな河が抱くように流れているので、河を渡らなければ町へ行くことはできない。
狭い石畳の坂道を登って大聖堂へ行った。この周りが一番の観光地で日本人団体が3組も出たり入ったり雨の中行きかっていた。大聖堂は半分工事修復中で、写真を数枚写したところで写真禁止と言われがっかりして出てきてしまった。
サンタ・クルッズ博物館はたくさんのローマ時代からの壷やスペインがイスラム支配化にあったときのタイルなどが展示されていたけれど、元教会だったらしい博物館の建物が素晴らしかった。
トレドの名産は刃物類といわれ、町のお土産店ならずとも大小の刃物店が上手にナイフや飾りの剣を展示していた。又黒地に金色で模様をつけた金属のお皿はここトレドの名産であるらしい。通りのほとんどがお土産店のようだった。右下の陶器の人形はドン・キホーテとサンチョのコミカル像だった。ドン・キホーテはスペインの一番有名な物語である。
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