Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

2004念11月2日 Granada

2009-08-08 00:10:12 | キャンパー旅行記 2004

毎日晴天、空は抜けるほど青くそして非常に寒い。今朝は出かけるのが遅くなって11時過ぎやっとバスに乗った。グラナダのメインバス停から地図を頼りにアルハンブラの宮殿に向かい急で長い坂道を登っていった。やっとたどり着いてインフォメーションでチケット売り場は山の下だといわれガッカリ。
下山してまた帰ってきては見物している時間がなくなるので、宮殿見学は明日にすることにした。今日はグラナダの町を見て歩こう。

 



私たちのキャンプサイトの名前、サスピロ・デル・モーロは日本のガイドブックによれば、モーロ人のすすり泣き という意味だそう。モーロ人の最後のスルタンは戦わずに城を明け渡し、町外れの峠で城を望んで泣いたという。このアルハンブラの城を明け渡す状況はスペインでは非常に大きな出来事であり後にマドリッドですばらしい絵を見ることができた。
アルハンブラのインフォメーションで英語のできる若い女性にサスピロの意味を聞いた。”サスピロは・・・”と言ってハァと深いため息をした。”そんなに説明が難しいの?”と聞いたところ、彼女は驚いたように ”いやこれがサスピロの意味”と言う。その意味がわかるまで30秒ほどかかって ”ああ ため息という意味なのね”と皆で大笑いをした。後に買った英・スペイン語の辞書では死ぬ前の最後の一息と書いてあった。するとキャンプサイトはモーロ人のため息という名前の峠にある。

町は歴史のある素敵な建築物が多く何処を見ても絵になりそう。古い医学病院へ紛れ込み壁画や中庭の景色など感激ものだった。
グラナダとはスペイン語のグラネイド・ざくろの意味でアルハンブラの城門の紋章でありたぶんこの紋章からグラナダの町の名前ができたと思われる。広場の敷石やみやげ物屋のお皿にまでざくろの絵が書かれていた。

 

 

 

町の向こうにネバダ山脈が雪を頂き輝いている。このグラナダで昨日から欲しかったカスタード・アップルを買った。こんなに大きなのはイギリスでは見たことがない。まだ硬くて熟れるまで数日待たなければならない。一個2.75ユーロもした。決して安くはない。

 

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2 コメント

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Mrs (RH)
2009-09-05 06:18:27
智子さんコメントありがとう。私が投稿したすぐ読んでいただいたようですね。そしてすぐコメントしていただいたようでうれしかったです。またいろいろ書き込んでください。
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Unknown (智子)
2009-09-05 01:21:43
私も30年以上前その辺へ行ったことを思い出しました。その時は私の好きなざくろの絵があちらこちらにあることにも気が付きませんでした。
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