2011F1 カナダGP

2011年06月13日 20時37分39秒 | └F1

JR北海道も、HACもなにやってんだろ……。
どうも、ren.です。
挙句の果てに、ガソリンは値下がりする気配がまったくないし。
この夏、北海道の交通網はズタズタかもしれない。

そういえば土曜日は更新失敗していましたorz
友人が来たため、書置きしていたMAGIUS記事を掲載しようとしたんですが、"草稿"設定のままだった(w
まあ、あわてるなんとやらになっても仕方がないので、ちょっと加筆修正して、後日掲載します。

 

さて、昨夜のカナダGP決勝。

開始前から雨にたたられ、やはり20周目に赤旗。
2時間強の中断となりました。

地上波では再開前に放送終了。
再開後は、スカパーでは朝6時過ぎまでの放送となりました。
どちらを観ていたにしても、月曜の今日に差し障った人も多いはず。
私はフリーランスで本当によかった(w

しかし、今年初のウェットレースは、予想をはるかに超えた面白さでした。
雨とピレリとDRS。
こんなにルール改正がうまく回るなんて、F1史上でも稀だと思いますよ。

 

時間を戻して。
まず、アルグエルスアリがピットスタートを選択。
20分ほど前の雨の影響と、15分後には雨雲が到達するとのことで、どのマシンもウェットタイヤ。
そして、SCに率いられての出走となりました。

5周目にSCが戻り、本格的にレースがスタート。
直後、ハミルトンがウェバーと接触。
ウェバーはレコードラインを大きくはじき出され、順位を大きく下げる憂き目に。
早速、審議対象となりました。

その画面表示が出た矢先、ハミルトンが今度はバトンと接触。
ハミルトンはホイールを壊して停車指示が出たようですが、なかなか停車できるスペースがなく、ようやくストップ。
バトンもタイヤを傷めたため緊急ピットインし、ここでインターミディエイトに履き替えるギャンブル。

この接触も審議対象となりましたが、ハミルトンがリタイヤしたことで、先の接触はうやむやに。
ウェバーは当てられ損。

にしても、ハミルトン。
モナコのレース中・後の一件といい、最近はダーティーレーサーといった様相。
どんなにレースに強くとも、これでは評価を下げてしまわざるを得ませんね。
川井ちゃんも、かなりご立腹の様子。

 

ともかく、この停車で再びSCが入り、レースが再開したのは13周目。
が、そのSC走行中に件のバトンが、スピード違反をしてドライブスルーペナルティを受けてしまいます。
もう、踏んだり蹴ったり。
このときはまさか、そんなバトンがこのあと、一躍脚光を浴びることとなるとは思いもよりませんでした。

その後、各チームのピットタイミングで、インターに履き替える車が続出。
しかし、ここでついに雨脚が強くなり始めて台無し。
あわててまた、ウェットに履き替えようとする車でピットは大童。

ピットを引き伸ばしていたベッテルは、得をした形に。
しかし、トップのベッテルの背後には、まだノーピットの可夢偉が、2番手につけているのです。
可夢偉はどこまで最初のウェットを大切にしていけるのか!

……と、ここで雨がひどくなり、赤旗中断。
つまり、可夢偉はこの中断中にタイヤを交換できるのです!
ラッキー!!

しかし、そんな喜びもつかの間、雨は一向に止む気配なく、むしろどんどん強く。
25周ではレース不成立のため、もしここで中止ということになれば、ハーフポイントレースに。
いや、それでも可夢偉の記録としては、ラッキーに違いはないでしょう。
ベッテルの1位は揺るがないんだけどさ。

 

そして、2時間以上にも及んだ中断。
まあ、こんなときほど、実はレース実況よりも面白いのが、リアルタイム放送というもの。
特に、川井ちゃん、今宮さん、おぐたんが揃ったときの雑談は、毎回"録音"したいほど。

マシンにはカバーをかけられ、メルセデスなどは雨除けテントまで張っちゃう始末(w
濡れた体を温めるため、コース上でコーヒーや軽食を口にするスタッフの姿も。
……日本は夜中の3時を過ぎたあたりで、見ている我々のお腹も鳴りますよ。

サーキットに呼ばれたゲストの姿も映ります。
カメラが常に追いかけていた赤毛の女性は、よく知りませんが、リアーナだかオプーナだかいう歌手だそうで。
熱心に取材するカメラマンが、雨に足を取られて転ぶ姿も。
また、エディ・ジョーダンが映画監督のジョージ・ルーカスと談笑していました。
ルーカス、ずいぶん太ったね。

路面の雨水を排出作業が行われている際、コース脇に映った3階建てのビルはコメンタリーブース。
カメラはBBSブースでクルサードが手を振る姿を捉えます。
それを観た川井ちゃんは「私たちも映るかもしれないから、フラッシュライトで"SOS"を光らせます」とハッスル。
しかし、まったくどこなのかわかりませんでしたとさ(w

先ほどスリップダウンしたハミルトンのマシンが、クレーントラックに吊り下げられて運搬されてきました。
なんだか、やけに低く吊り下げている上に、コーナーをいいスピードで走っていくものだから、遠心力でものすごく揺らされていて危なっかしい。
回収後はあちこち調べなきゃいけないものなんだから、丁寧に扱ってあげてよ。
見ているこちらはおなかを抱えて笑いましたが(w

 

さて、地上波での放送が終了してしまった、日本時間の朝5時前。
低かった雲が上り始めたので、いよいよSCに引率されて再開。
35周目にはSCが戻り、本格的にレース再開です。
果たして、可夢偉は2番手を守りきれるのか!?

すぐに、路面の具合が意外によかったのか、タイヤ交換に入る車が続出。
その中には可夢偉の姿も。

そして、やはりタイヤをインターに替えたアロンソが、バトンと接触してスピン。
縁石にマシンのお腹が乗り上げてしまい、動けずにリタイヤ。
狭いコースに鼻先を突き出す形で停車してしまったために、またも今回は大忙しのSCが出動。
この接触がまた、審議対象になってしまい、スチュワードも大忙し。

幸い2周ほどでレースは再開。
ここからが、今回のレースの見所でした。
全体的には中断中が見所だったかもしれないけど(w

42周目、ウェバーとミハエルの6番手争いをミハエルが制する。

同周に、4番手のハイドフェルドと接触し、5番手のディ・レスタのフロントウィングがめくれ上がる。
この接触も、審議対象に。

51周目、可夢偉が濡れた路面にタイヤを取られた隙に、ミハエルがマッサごとごぼう抜きしていく。
さすがマッサの元師匠(w

54周目、可夢偉を一度はパスしたマッサだが、スピンしてウォールに接触。
うまく体勢を取り戻し走り出すも、フロントウィングを損傷し、ピットインを余儀なくされる。
可夢偉はラッキーではあったものの、タイヤ交換せねばならず、5番手に順位が落ちてしまいます。
残念、無念、しかし、まだまだトップ5!

と、その直後の56周目。
追走していたハイドフェルドが、コーナーで減速した可夢偉に軽くヒット。
フロントウィングが脱落し、自分で乗り上げてしまいホップ!
危ない状態でしたが、うまいことエスケープゾーンに停車し、事なきを得ました。
これまたそれまた、可夢偉はラッキー。

この事故によるデブリ散乱で、またもやこれまたSCイン。
ここで、ショッキング映像が。

いやはや、肝を冷やしましたよ。
マーシャルだけでなく、可夢偉も、ペトロフも危なかった。
いくらSC先導中とはいえ、ぶつかればどうなっていたことか。

61周目にSCが戻り、今日何度目かの再スタート。
が、ここで可夢偉がマシンを滑らせ、ペトロフに抜かれてしまい6番手に。

63周目、DRS使用許可によって、ミハエル、ウェバー、バトンの2番手争いが過熱!
ウェバーがミハエルを抜くも、シケインカットにより順位を元に戻す。
バトンはその行動を見送り、順位は変わらず。

65周目、再びウェバーが仕掛けて失敗。
さすがに2度はないと、バトンがこれを抜き、さらにミハエルにも引導を渡す。
その後は、ファステストの連発で、みるみるベッテルへと肉薄していきます!!

残り5周。
DRS使用許可の出る1秒以内に入れるまじと、ベッテルもバトンを引き離しに掛かり、ファステストを次々更新。
しかし、バトンもそれに負けじと、いよいよ射程圏内へと捕らえていきます。
その背後では、ウェバーが執念でミハエルを下し、3番手へ。

 

そして、運命のファイナルラップ!

いよいよ1秒以内にベッテルを捉えたバトンは、DRSの使用が可能に。
と、プレッシャーに負けたか、わずかな焦りか、ベッテルがターン6でマシンを滑らせた!
もちろん、それを見逃すはずもなく、バトンがついにトップを奪取!!

そして、その後ろでは、可夢偉とマッサの6位争いが!!
ゴールライン直前の、今回はシケインをはさみ2連続あるDRSエリアで、マッサがついに可夢偉と並ぶ!!
……その差、わずか数10センチでラインを切り、マッサが勝負に勝ち、可夢偉は7位となりました。

惜しい!!本当に、あと少しの差だった!
しかし、フェラーリと対等に戦えるということを証明する場面でした。
今後につながりますね。

 

ということで、トップ3はバトン、ベッテル、ウェバー。
ついに、ベッテルの牙城を切り崩したのは、まさかの(失礼)バトンでした。
ハミルトンがあの体たらくでは、バトンの評価がうなぎ上りという解説陣には、私も意見一致です。

今回は大きなリアウィングを使用するという作戦を取ってきた、我らがウィリアムズ。
こちらもバリチェロが16番グリッドから9位フィニッシュという快挙。
残念ながら、マルドナドは接触やスピンでリタイヤ。
……実は2人とも、可夢偉とはレース中にバチバチしていて、ちょっと心象悪いみたい(w

その他の結果はこちらで。

 

いやはや、朝早くまで長いレースでしたが、面白かった!
さぁ、リピート放送を観よう!
スカパー入っててよかった!(w

次回、ヨーロッパGPは来週末です。

 

*21時追記

あ……あれ?
リピート放送では、赤旗中断中がほぼ全部カット?
ひどいっ、ひどいわっ!

コメント (2)
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