一週間ぶりに夏が戻ってきた札幌から、ren.です。
困るのは、日差しをさえぎるはずの遮光カーテンが日光で熱を持ち、冬場のセントラルヒーティングよりも熱くなってしまうこと。
意味ないなー(w
■ 「ダブルクロス3rd・リプレイ デザイア 4・黒影の王都」
加納正顕/F.E.A.R. /富士見ドラゴンブック
ミユキと朱香の関係って、いわゆる百合系ですが、中の人であるプレイヤーの二人自身が女性ということで、嫌味のない爽やかな関係に見えるんですよね。
やはり、そーいうモノは、ヤローの中にあるものの方がドロドロしているんだな(を
私としては、九鬼のケータイの電話帳のトップが晃士朗ってのほうが気になるけどなっ(w
口絵は、前巻以降の平穏な3ヶ月。
作中にも出てくる、絆ちゃんとピッツァに寄り添われる晃士朗の写真がかわいらしい。
そして、料理をしているタクミくんの写真が、裸エプロンに見えた(w
なお、片桐いくみさんのホームページに、完結記念イラストがあったので、読み終わった人は見に行くと良いかも。
さて、以下、ネタバレー。
まさかの朱香パパ宇宙人、しかも珪素系生物で新種のレネゲイドウィルス。
でもま、1巻からの流れを考えると、つじつまは合いますな。
至高天って、以下にも異世界の物体だし。
朱香パパとベータレネゲイドって、キタキツネとエキノコックスみたいな関係かしら(w
人類はレネゲイドウィルスに侵食され、オーバードはベータレネゲイドに侵食され鉱物へと変質する。
そして、ベータレネゲイドの温床たる朱香パパは、地球のレネゲイドに侵食され人間へと変質する。
なるほど、面白い関係ですねぇ。
どちらも変質への恐怖の大きさは変わらない、というのも大変面白い。
感情を持つ存在になることこそ幸せ、というのは、人間側のエゴですし。
だからといって、感情のない安定した存在になるのが幸せ、と言われても納得は出来ない。
DXリプレイでは今まで、解決出来ない矛盾がたくさん提示されてきました。
今回のこうした対立は、スケールの大きさだけでなく、矛盾の大きさででも最大級ですね。
そりゃ、この対立は滅ぼしあいでしか解決出来ないわな。
まさに、幸福は他者の不幸の上に成り立つ。
FH側が主役という異色さで始まった「デザイア」ですが、DXの新たな側面を魅力的に描いただけでなく、歴代DXリプレイシリーズで最長の5巻まで続き、若林パワーで新たなファンまで獲得するという、大変な成功作となりましたね。
実際、古くから間DXファンからも、最高傑作の声が高く上がっているようです。
それだけに、ハードルが上がったわけで、今後の展開も楽しみにしましょう。
「ふぃあ通」によると、若林さんは今後もリプレイへの参加の続投が決定。
次の矢野さんGMによるDX3リプレイに参加するようですので、また楽しみ。
プライベートでも矢野さんや天さんと遊んでいるようですね。
なんか、大惨事の香りがするなぁ(w
さらに、im@sつながりなのか原由実さんまで巻き込んでいるらしいですよ。
また新たに、声優リプレイヤーが増えるのかしら?