まぶしい日差しと暑さに見舞われた札幌から、ren.です。
25度と夏日には至らなかったけど、ようやく冬から脱した実感がわいてきた感じ。
とはいえ、4時も過ぎると、まだまだ風が冷たいですがね。
さて、3月に発売したことに気づかず、先日あわてて買ったこちら。
今月末にはトライデント2巻も出るし。
● 「アルシャードガイア リプレイ 美少女☆女神と黄金のりんご」 藤井忍/F.E.A.R./ファミ通文庫
ほんと、虎五郎さんは表紙栄えするな。
特に題字の"美少女"で姿の大半を隠されているところあたり(w
FB onlineで連載されたリプレイの書籍化。
加筆修正はされていますが、内容も同じで、特に新作が載っているわけではない。
しかし、重要なのは巻末の、藤井さんvs天さんによる対談。
何せこの二人、今回の企画ではお互いのリプレイの巻末で、相手を罠に嵌めあっているわけですから。
まあ、最終的に一方的にひどい目にあっているのは、藤井さんだけど(w
今巻での出色は、やはり美衣のPLで、挿絵も担当しているヤトアキラさんでしょう。
あっけらかんと明るく、決断も早い美衣は、まさにこのリプレイでのエンジンといえるでしょう。
過去のALGリプから、クアドラ(鈴吹太郎社長)と宮沢虎五郎(きくたけさん)が参加。
そして新キャラとして、新条シオン(かわたなさん)が登場。
ただ、まあ、毎度ALGはリプレイを読むと、敷居の高いゲームだなと思っちゃいます。
世界観を生かすためには、どうしたってギリシャ神話をはじめとする各国の神話の知識が必要ですし。
さらに、その神話をALG的に裏が取られているため、そのアレンジ手腕が問われます。
そしてALGに限りませんが、アルシャードの特徴である加護。
戦闘はまるで遊戯王のような加護の打ち合いですから、GMもPLもその活用タイミングの判断がシビア。
毎リプレイ、ギリギリの攻防が見られますが、あれってつまり、大惨事寸前ばかり発生するということだもんね(w
踏まえて、特にGMの負担が大きいという印象が強くなります。
またF.E.A.Rには、現代異能力ファンタジーが多いので、イメージの差別化が難しいという点も。
それでも、新しいリプレイが出るたびに、新鮮な面白さを見せてくれるのですから、懐は深いのでしょうね。