林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

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2008-10-05 | 更新情報
「林檎乃麗鉄道写真館ANNEX」を第128回更新しました。

駅名表示板コレクションに京王線下高井戸駅、東急世田谷線三軒茶屋駅、
東急世田谷線山下駅を公開いたしました。

http://www16.tok2.com/home/reiringono/

「林檎乃麗鉄道写真館」を第232回更新しました。

「新林檎乃麗鉄道写真集」に「新林檎乃麗鉄道写真集第216集」を公開いたしました。

http://ringono.hp.infoseek.co.jp/

「旅の徒然に」を第39回更新しました。

駅蕎麦コレクション」の西日本エリアに「徳山駅弁当」の1データを公開いたしました。

http://ringono.web.fc2.com/

「ライトレールの時代」を第22回更新しました。

伊予鉄道松山市内線を改稿しました。

http://reiringono.hp.infoseek.co.jp/
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夜伽

2008-10-05 | 日記
目を醒ますと真っ暗だった。
当たりは静かで微かに読経だけが聞こえる。
軽く頭を振って、漸く思い出した。
「俺は死んだのだ。」
つまりここは棺桶の中だった。
何故再び覚醒したのかはわからないが、
俺は甦ってしまったようだ。
しかしここで出て行ったら顰蹙だろうなと思った。
しばらく棺桶の中でじっとしていたが、
どうにも腹が減ってしょうがない。
考えてみれば死んでからどれくらい経っているのかはわからないが、
それから何も喰っていないのだから腹が減るのは当たり前だ。
ずっと我慢していたが、どうにも空腹に耐えられなくなり、
棺桶を蹴破って外に出た。
突然死人が棺桶から出てきたのだから通夜の会場は騒然となった。
しかしその騒ぎを無視して休憩室に行った。
そこには通夜振る舞いの料理が用意されているからだ。
そこにあった海苔巻きにかぶりついたが、干瓢巻と河童巻きしかない。
「さいころステーキ1つ」と係員に注文したが、
「ありません」と素っ気なく断られた。
仕方がないので海苔巻きを全部平らげたが、
やはりさいころステーキが喰いたかった。
そこに葬儀社の社員が来て小声で「お通夜の続きはいかがいたしますか」と聞いてきた。
本来なら喪主に聞くべきだろうと思ったが、
故人の意思を尊重するのがもっと大事と考えたのだろう。
少し考えてから「続行します」と答えた。
ここで通夜を中断したら当然香典は返すことになる。
しかし会場を借りてしまった以上、費用は請求されることになる。
古来、死者が甦ったという事例はいくつも報告されているが、
それでも2~3日で再び死んでいる。
改めて葬式を開くのも参列者に悪いので、そのまま続行することにしたのだ。
しかし再び棺桶の中に入る気はしないので、
通夜の席の最後列に座ってその様子を眺めていた。
順番に焼香が始まり、流れでそのまま自分も焼香した。
自分の遺影に向かって焼香するのも変なものだと思ったが、仕方がない。
そのあと、通夜振る舞いの料理を俺が全部喰ってしまったため、
そのまま参列者が帰ることになった。
俺は葬儀社の係員と共に出席者に香典返しを手渡しした。
結婚式で引き出物を新郎新婦が手渡しするように・・・。

※これは林檎乃麗が少し前に見た夢を文章化したもので、
実在の通夜の風習、葬儀社、医学的常識、林檎乃麗の好きな食べ物とは一切関係ありません。
コメント (2)
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