林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

E-10

2009-07-26 | カメラ・写真
オリンパスのデジタルカメラE-10は、
2000年10月に発売されたレンズ固定式のデジタル一眼レフカメラである。
レンズ固定式ながら、当時20万円を切る実売価格は、画期的なものだった。
画素数は400万画素、光学ズームは35mm換算で35~140mmと、
今から考えると広角側も望遠側も中途半端で、
32MBのバッファしかなく、連写が4枚までしかできなかった。
だから1枚撮影すると、読み込みの時間を稼ぐために、
3つ数えてから次のシャッターを切らなければならなかった。
それでも当時は一眼レフのデジタルカメラは雲の上の存在だったので、
この機種は素人でも一眼レフを楽しめる時代を切り開いた、
フラッグシップと云えるデジタルカメラであった。



このカメラを購入したのは2001年2月で、
それから最初の画像を撮影したのが同年2月25日である。
このカメラを手にしたことで、
本格的に写真の世界に踏み込んでいったとっても過言ではない。
このカメラと出会っていなかったら、今の林檎乃麗は存在していなかったかもしれない。
それからこのカメラを持って鉄道写真を撮りに色々なところに旅をした。
今から考えると広角側も望遠側もかなり厳しいものであったが、
それでも当時はこのカメラに満足していたし、このカメラで多くの写真を撮ったものであった。
2005年4月16日にクルマで外房線の取材に出掛けた。
既に取材済みの駅を抜かして順番に撮影していき、
茂原駅で駅取材をした時に当然このカメラが壊れてしまった。
シャッターを押した時にミラーが戻らなくになってしまったのだ。
結果的にこんな画像しか撮れなくなってしまった。



この時は既に後続のCanon EOS 10Dを購入して実践投入していたので、
修理はせずにそのまま永眠ということにした。
最後の画像には“de9360”というファイルナンバーを付番した。
本当は10000枚の保存画像を撮影したところで現役引退を考えていたのだが、
そのは前についに力尽きてしまった。
それでもこのカメラと出会ったことは、その後の本格一眼レフへの軌跡になったことは間違いないし、
その時に撮影した経験や、実際の画像は今でも自分の宝物だと思っている。

OLYMPUS E-10で撮影した画像を公開するブログを立ち上げた。
勿論、今よりもカメラの性能は劣るし、技術的にもかなり未熟だが、
それでも撮影する楽しさを十分に堪能している。
林檎乃麗の写真画像の原点とも云える作品群である。

風のphotograph
http://ameblo.jp/reiringono/
コメント
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