Amazonのホームページを見ていて偶然見つけ、即購入したのが、
松尾一彦さんのCD「MY HARP LIFE~Kazuhiko Matsuo Best Harmonica Works」だ。
このCDは2枚組で価格は3,500円。
松尾一彦さんはオフコースに途中加入したギターリストで、
小田さん、鈴木さんに並び、主にカップリングやアルバム曲でリードボーカルを担当している。
5人のオフコースを語る上で欠かすことの出来ない存在である。
しかしこのアルバムはボーカリストでもギターリストでもなく、
ハーモニカ奏者としての松尾一彦に焦点を当てて構成されたオムニバスアルバムである。
2枚組のうち1枚目はオフコースの楽曲を集めており、
オフコースとして初めて参加した「めぐる季節」を1曲目に、
間奏のハーモニカソロが綺麗な「生まれ来る子供たちのために」や、
後奏でハーモニカとコーラスの共演が素敵な「きかせて」など、
改めて聴くとオフコースに松尾さんのハーモニカがなくてはならないということが再認識できる。
さらに5人のオフコースの終盤を語る上で欠かせない「言葉にできない」も、
間奏のハーモニカが楽曲を引き締めている。
2枚目は松尾さん自身のソロ名義や他のアーティストのレコーディングに、
ハーモニカ奏者として参加した楽曲を集めている。
斉藤和義、大江千里、尾崎亜美、谷村新司など多岐に渡っており、
またオフコースの清水仁さん、大間ジローさんとのユニットABCの楽曲や、
オフコースでは小田さんがメインボーカルの「言葉にできない」のセルフカバーも収録されている。
松尾さんの多岐に渡る活躍を改めて確認できるアルバムであると云える。