CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

お祓いはやっぱりこれしか…

2019年12月14日 | BRITISH ROCK

そう言えば昨日は13日の金曜日。 

巷でまことしやかに言われている代表的な不吉な日に当たる。 

とは言えキリスト教関連のお話である。 

自称ブッディスト兼困った時のみ日本各地にお住まいになっておられる八百万神にお縋りするクチであるからそう神経質になる事もない。

しかしながら、昨日はトラブル続きだった。 

仕事で得意先にデータを送ったのだが、不正確なものだと後で気付いて平謝りの程で正しいデータを再送。 

更に得意先の担当者が出張訪問すると言う連絡を先週に受けて、朝からスケジュールをあけてずっとその到着を待っていたのだが待てど暮らせど現れない。携帯の電番号教えられてなかったので本人と連絡付かず1日が無駄に終わった。 

極め付けは海外通販で買ったものが届かないって問題に遭遇。11月に注文したのに全く届かないので送り主に連絡を取ると配送業者の手違いで送り返された曰く付きのもの。 

再送をお願いし、その荷物のトラッキングによるとようやく本日夕方に到着との事だった。しかし荷物がない! 

配送業者と擦った揉んだのやりとりで荷物の所在が数時間後にようやく判明。近所に間違って投函。宛先が小さく英語で書かれていたのでチンプンカンプン。業者から問い合わせがあるだろうと一時的に保管していたとの事。 

開封された形跡もなくまたダメージも見受けられなかったので一安心。 

まあこんな日もあるかとふと思い起こしたのが13日の金曜日。 

そんな時は1972年2月13日金曜日に出たブラック・サバスのデビュー・アルバム、黒い安息日でも聴いてお祓いを。

(ジャケのデザインからして不吉さ満点) 

後のメタル系ロックの原型がここに。陰鬱ながら力強い楽曲が40分程度の間重くのしかかる。サバス後追いの私としてはこのアルバムを聴いて、個人的に大好きなニューヨークのアンダーグラウンド・ハード・ロックの盟主、ブルー・オイスター・カルトの匂いをそこかしこに感じる。

(音源は2014年ライノからリマスターされたもの、さすがCD!それがいいかどうかは別にして雑味なしの再生音。

むむ〜 楽しい週末の朝一からこれを聴いて果たしてお祓いになるのだろうかね?


既視感

2019年12月13日 | CSN&Y

1969年のLed Zeppelin IIを思い起こさせる様な既視感溢れるレトロチックな写真が貼り付けられたジャケット。 

確かにそうだ。

1970年発売のCNS&Y、4人揃い踏みのアルバムのタイトルが既視感、Déjà vuだから。

 

初めて訪れた場所にもかかわらず、以前に見たことがある様な風景に驚く様な事がたま〜にある。 

このアルバムも、初めて聴いたときそんな風に感じるかも。 

そう、Byrds、HolliesそれにBuffalo Springfieldなんかを聴いていれば特にそう感じるかも知れない。 

音楽的には各々のメンバーがかって所属していたバンドでの芸風を更に昇華させた集合体がこのアルバムの本質ではないかと….. 

また反対にディランが後に出した1973年のサントラ、Pat Garret & Billy The Kidに収録されたKnockin’ On Heaven’s Doorを聴いてニールのHelplessを思い浮かべる事もある。

 

色々なものに繋がることによって既視感をより強くさせている不思議なアルバムと言える。

We have all been here before

以前ここに来た事がある。


ジョンの魂

2019年12月11日 | BEATLES-BADFINGER関連

今から39年前の1980年12月8日、ジョン・レノン(当時40歳)が不慮の死を遂げた。 

ジョン・レノンの単なるファンであって直接縁もゆかりもない私ではあるが、三日遅れの便りをのせて〜♪♪ではないが三日遅れの追悼演奏会でもと取り出したるは1970年のアルバム、John Lenon/Plastic One Bandでも。

(フォーエバー帯が懐かしい)

(オレンジのレコード・スリーブ付き) 

(黒に白ヌキアップルのレーベル)

ジョンにリンゴとクラウス・ヴーアマンの3人編成によるシンプルなアレンジではあるが、それがかえって印象に残る。 

当時は20代始めの頃の働き始めたばかりの平のサラリーマンだった。 

本当に時の流れるのは早いと感じ俺も年をとったな〜と改めて実感する。 

しかし、レコードから聞こえくるサウンドは今も瑞々しく色褪せない。 

ジョンの魂はさらなる未来へと受け継がれていく。



ヘビー級プログレ大好きな人が好むアルバム

2019年12月11日 | PROG ROCK

これがバッド・カンパニーでベースを弾いていた、どちらかといえば控え目なあのお方と同一人物だったとは! 

ボズ・バレルが破壊力満点のワイルドなボイスで歌う21st Century Schizoid Manには度肝を抜かれた。 

1972年の北米ツアーの後解散したKing Crimsonだったが、レコード会社としてはまだクリムゾンとの契約も残っているし、そう簡単に解散を宣言されても困るってことだったのか、北米ツアーのライブ盤を出すことに。 

カセット・テープでの録音だったので確かに音質は悪いが、そんな状況だったのでロバート・フィリップも仕方なしにプロデュースを引き受け、クリムゾンの5枚目の正式なアルバムとして世に出たのが1972年のEarthbound。

 

発売されたのはイギリスを中心としたヨーロッパのみの発売で、北米や日本では当時発売されず当時のガチのクリムゾン・ファンは輸入盤屋さんへ走ったらしい。 

日本でこのLPが日の目を見るのは1983年で、丁度日本での発売元がアメリカ経由のアトランティック・レーベルからポリドールに変わったことで、既出アルバムの再発と共についに日本で発売。

 

全体的にはロックのリズム隊にジャズ/プログレ・フレーバーのフィリップのギターとメル・コリンズのサックスが絡むって感じで、この手の長いインプロビゼーションを楽しめるか、はたまた退屈してしまうかでこのアルバムの評価は別れるのでは…. 

私的には苦痛を受ける様な音質の悪さは感じられないし、あったとしてもそれを凌駕する彼らの暴れる演奏に惹かれるのである。 

だけどヘッド・フォンで聴くのはちょっと疲れるからね〜 

スピーカーを通してバック・グラウンド的に流し時折思い出した様に時折耳を傾けるのがオススメって言えば、熱狂的なクリムゾン友の会のお歴々に蛇蝎視されるかな?


ファンク大好き友の会が好むアルバム

2019年12月07日 | AMERICAN ROCK/POPS

スライも良いけどオハイオも忘れずにね! 

と取り出したるは1974年に出たオハイオ・プレイヤーズ の6作目のアルバム、Fire。

 

日本では翌年の1975年に発売され、若きリスナーにとってはレコード・ショップでアルバムのジャケをじっくり眺めるのが憚れるようなセクシーなモデルのお姿が….. 

その頃ちょうど日本では、子門真人氏の歌うおよげ!たいやきくんがオリコン1位を獲得し、未だ売上枚数トップに君臨する程の快挙を成し遂げたシングル盤だった。 

かたやアメリカでもオハイオ・プレーヤーズのアルバムとシングルの両方が全米1位を飾ると言う懐の深いマーケットで、ファンク・ファンにとっても喜ばしい結果だったのでは。

さらにWikiによると、彼らは2013年にオハイオ州のクリーブランド州立大でR&B Hall Of Fameを受賞したとか…  お堅い日本の国公立大学ではファンクなんてあり得ない様な気が.... 

アルバムはファンク系の曲と女性ボーカルの様なファルセットを効かしたバラード曲のサンドイッチ構造となっており、ファンクに酔いしれて一汗掻いた後静かなバラードでクールダウンする仕組みでまるでサウナと水風呂の様な関係。

ロック中心に聴いているお前がなんでそんなの持っているのかと問われれば、実はこのアルバムはオン・タイムで買ったものではなく、7−8年前に近所のセカンドハンド・ショップで何か出物はないかと品定めしていると、輸入盤屋さんが廃業したのか新品のレコードが一枚450円で売られていた。 

ジャケの色っぽさに躊躇する様なもう若きリスナーでもなくなったので、とりあえず興味本位で買ってみた次第で。 

プチ音が聞こえない新品のレコードはよろし〜 

本当、ファンキーな気分に  

ジャケも含めてこのアルバム理解できると言う事は、俺も大人になったってことかな…. 

と言うよりは、ズッと長〜い間子供だったって事ね。 

毎度のことで、嫌になっちゃうよ〜♪♪


渋いの大好き友の会の人達が好むアルバム

2019年12月07日 | AMERICAN ROCK/POPS

1974年セルフ・タイトルのPhoebe Snowでシェルター・レーベルからデビューし、その素晴らしい歌唱で通をうならせた。 

ジャズ、フォーク、ファンキーはたまたブルージーとバラエティーに色付けされたポップな自作曲を歌うシンガー・ソング・ライター兼ギタリストでもある。 

このアルバムはシングル・カットされた Poetry Manと共に大ヒット。 

その後CBSレーベルに移籍、そのCBSからの2枚目のアルバム、彼女にとっては通算3作目にあたる、It Looks Like Snowが1976年に出た。

(アルバム・タイトルのIt Looks Like Snowにマジック・ペンでPhoebeと挿入し、少しばかり洒落てみたって感じかな)

 

ヒット・チャートなどお構いなしのオリジナル曲群も良い出来で、さらにこのアルバムの聴きどころはビートルズのDon't Let Me Downをさらりとカバーしたかと思えば、スティービー・ワンダーが飛び出てきそうなファンキーなShaky Groundも卒なくこなすユティリティー性の高い歌唱力が売りですかね。 

渋いね。 

これが理解できると言う事は、俺も大人になったってことかな… 

と言うよりは、ズッと長〜い間子供だったって事ね。 

どうもすいません。


甘党が好むアルバム

2019年12月05日 | AMERICAN ROCK/POPS

イボンヌ・エリマンは1971年のロック・ミュージカル、ジーザス・クライスト・スーパースターのマリヤ役に大抜擢され知名度が上がり、翌年ソロ・デビューする。 

そして歌のうまさを買われ、1974年のクラプトンのアルバムにバック・ボーカルとして参加。 

翌年には3枚目のソロ・アルバム、Rising Sunをだす。

 

(このアルバム、CD化はされていない様で)

まだディスコ・ムーブに乗って大ヒットしたビー・ジーズのLove Meのカバーや映画のサントラ盤、Saturday Night’s Feverに収録され全米1位の大ヒットをかっ飛ばすIf I Can’t Have Youが出る前で派手さは無い。  

しかしハワイ生まれの日系アメリカ人のお方とあって、やっぱり贔屓にしないといけないのではないかとこちらも力が入る。しかもアルバムタイトルのRising Sunって日本の事のみたいに感じて...

 

イーグルスのBest Of My Love、バリー・マニローやヘレン・レディらのカバーで有名なSomewhere In the Night、オールディーズのWalk Right Inなどそつなくこなしている。 

特にポコのポール・コットンが作曲したBad Weatherやトッド・ラングレンのSweeter Memoriesのカバーはオリジナルとは全く違ったアレンジでカバーされていて、言われなければ全く別の曲の様に聴こえるのが興味深い。 

本当、スウィートで歌の上手なお嬢さんです。


日曜ドライバーが好むアルバム

2019年12月04日 | JAZZ・FUSION

スパイロ・ジャイラといえば、1979年に出したMorning Danceが有名だが、その後現在に至るまで継続的に好アルバムを出し続けている。 

その中でもお気に入りが、1983年のCity Kids。

 

買ったのは発売の数年後だったと記憶しているが、レコード・プレーヤーは既に廃棄してしまい、音楽を聴くのはもっぱら車に搭載されたカセットのカーステ。 

このアルバムはカセットで買って、得意先に向かう車の中でよく聴いた。 

ホーンを中心に綿密にアレンジされた爽やかでスムーズなフュージョン・サウンドはリラックスして車を運転するにはもってこい。 

なんども聴いているうちにカセット・テープが遂に劣化し廃棄処分と相成り、その後CD版を探し求めたもののビートルズの様なメジャーなバンドではなかったため、中々再発されず非常に手に入れにくかった記憶が。 

そして90年代中頃だったかようやく手にした輸入盤CD。

 

今では仕事で車を使う事は全くないので、車内で聴くとしても日曜日ぐらいか…. 

仕事の省力化と称し商談なんかわざわざ出かけていくことも無くなり、イー・メイルに書類添付で完結する今日。 

確かに便利にはなった。

でも、車で出かけて顔を突き合わせて話をする結構面倒な作業に関して、あれはあれで良かったと昔を懐かしむ今日この頃。


酒飲みが好むアルバム  

2019年12月03日 | JAZZ・FUSION

気温が下がり窓越しに空を仰ぐと漆黒の夜空に半月になりかけの月がクッキリと。 

こんな夜には、月の光を浴びながらMoon Beamsでも。

 

1962年に出たビル・エバンス・トリオのアルバム。 

非常に落ち着いた演奏で、ジャズ・トウシロの私でもエレガンスな雰囲気に浸れるのである。 

な〜んて言うのは口実で、ちょいと先日開封したバーボンでもチビリとやるのが最大の目的。 

なぬ〜! もう空っぽだって? 

それじゃと、今宵はまたまた頂き物のKnob Creekでも。

 

ストレイトで飲むと甘さが口中に〜 ああ〜幸せ