とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

熱中症にご注意を!

2007年08月17日 | Weblog
記録的に暑い毎日が続いております。
それにより、熱中症で倒れる方々も増えております。

熱中症とは、暑い環境で発生する障害の総称です。

 熱失神 
皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳血流が減少しておこるもので、めまい、失神などがみられる。顔面蒼白となって、脈は速く・弱くなる。

 熱疲労 
脱水による症状で、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などがみられる。

 熱けいれん 
大量に汗をかいたときに水だけしか補給しなかったため、血液の塩分濃度が低下して、足、腕、腹部の筋肉に痛みをともなったけいれんがおこる。

 熱射病 
体温の上昇によって中枢機能に異常をきたした状態。意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がおこり、死亡率が高い。

熱中症の事故は、急に暑くなったときに多く発生しているそうです。
暑い環境での体温調節能力には、暑さへの馴れ(暑熱馴化)が関係しているそうです。
急に暑くなったときは運動を軽減し、暑さに馴れるまでの数日間は、短時間の軽い運動から徐々に増やしていくようにしましょう。

汗は身体から熱を奪い、体温が上昇しすぎるのを防いでくれます。
ですが、失われた水分を補わないと脱水になってしまいます。
ですので、暑いときにはこまめに水分を補給しましょう。
また、汗からは水と同時に塩分も失われます。
塩分が不足すると熱疲労からの回復が遅れますので、水分の補給には0.1~0.2%程度の食塩水が適当だそうです。

皆様、水分をしっかりとって、この暑い夏を乗り切りましょう

ーby事務長ー



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