とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

少しづつ春へ・・・

2008年02月18日 | Weblog
寒い・寒い・・・と口にして背中を丸めて北風を避けながら歩いていても、それでも2月中旬を過ぎると・・・少しづつ春の足音が近づいてきているのを感じます。
北風が止んだ時の太陽の暖かさだったり、空の青さだったり、草花の芽吹きだったり、、、様々なところにふと感じるものがあります。

冬ごもりから覚めるがごとく、またブログを書いて参りたいと存じます。

当院の院長の専門が高度医療の不妊治療ですので、また不妊というものから書いて参ります。

体外受精・顕微授精の現場を見るにつけ思う事があります。
それは、不妊治療の一番の "Key Point"は女性の身体の中にある’卵’です。
妊娠するかどうかは、受精卵の質と生命力でほぼ決まります。
現代の女性は皆様、30代でも40代でも若いです。
ですが、卵は確実に30代の質であり、40代の質であり、卵そのものの成分を若返らせる事は殆ど不可能です。
無事に排卵出来たとしても、その卵に受精障害があったら、到底妊娠には結びつきません。
ピックアップ障害・受精障害・着床障害などは、一般の不妊検査では判明されないものです。
また、基礎体温が二相性であっても、無排卵だったり未破裂卵胞だったりする事があります。

ですので、原因不明の不妊こそ、きちんとした検査を受けて、あなどらずに対処していかれる事をお勧め致します。
生理があればいつでも妊娠出来るわけではありません。
女性の場合、35歳を過ぎると、卵巣年齢は一気に衰えていきます。
また、予期せぬ早期閉経というものになってしまう方もいます。

後回しにせずに、思い立った時に、集中的に治療されて結果を出されて下さい。

本日の添付写真は、早咲きの菜の花です。本当に、春もそこまで・・・ですね!!
ーby事務長ー
コメント
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