とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

5月の受付便り

2012年05月10日 | 受付便り
5月の受付便り


皆様、こんにちは。

5月の受付便りは、
子宮頚がん検査についてお話いたします。
「子宮頚がん」というと、
目黒区子宮がん検診(毎年6月~11月)を想定しがちですが、
成人女性であれば、
一年に一回は定期的に健診を受けておきたいところです。

当院は、不妊治療専門施設ですが、
当院にお通いの患者さんには定期的にお受け頂くようお勧めしております。

子宮頚がんは、女性特有のがんとしては、乳がんよりも多く、
特に20~40歳代のがんでは、罹患率第1位となっています。
日本では一日に約10人の方が亡くなっている、というデータもあります。

子宮頚がんとは、子宮の入り口にできるがんの事で、
主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルス感染が原因で発症します。
このウイルスは、とてもありふれたウイルスで、
性交渉の経験がある女性の約80%以上が、50歳までに感染を経験するといわれています。
ただ、ウイルスに感染したからと言ってすぐにがんが発症するのではありません。
多くの場合は人間の免疫力によって、ウイルスは自然に体外へ排出されます。
しかし、上手く体外へ排出されないこともあり、
長い間感染が続くとウイルスのいる細胞が長い年月を経てがん細胞へと変化していくのです。

最近では、子宮がん検診とワクチンの接種で予防ができるようになりました。

当院では、子宮頚がん検査もワクチンの接種も行っています。

不妊治療でお通いの方で、がん検診を1年以上行っていない方は、
スタッフに検診ご希望の旨お伝えください。
また、ワクチンの接種は妊娠中に接種することは出来ませんが、
今から予防していくことはとても大切です。
ワクチン接種ご希望の方も、ぜひスタッフにお声をお掛け下さい。
ワクチンにはサーバリックスとガーダシルの2種類がありますので、
内容の違い、接種時期、コストについて詳しいお話をさせていただきたいと思います。

なお、子宮頚がん予防ワクチン接種ご希望の方は、
不妊治療でお通いの方以外でも接種可能ですので、どうぞいらして下さい。


とくおかLC受付スタッフより


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