本日、2つめのブログを書かせて頂きます。
毎日多くのご夫婦と出会います。
夫婦の在り方(不妊治療に臨む夫婦の依存度合)について考えさせられる事がございます。
まず、皆様、大人と子供の違いってどこにあると思われますか?
子供は、発展途上ですから、
まわりに迷惑をかけても、
まわりに心配をかけても、
そして自分の感情のままに生きても、
自分だけを優先しても、
まだ充分許されます。
実は、
大人といっても、ただ単に歳を重ねただけで、
まだまだ発展途上という人ばかりだと思います、自分自身を含め、、、。
人間は、誰しもこの世を離れるまで発展(改善・改良)を続けて生きていくものです。
ですが、大人はもう子供ではありません。
大人になるにつれ、
親に心配を掛けないように生きようと思うでしょうし、
結婚をしたらしたで、配偶者に心配を掛けないようにしようと思うでしょう。
そして、自分を取り巻くまわりに迷惑を掛けないようにしようと思うでしょう。
自分の感情のまま思いのまま生きていくのは子供です。
弱いのであれば、少しでも強さを身に着ける・・・それが年輪を重ねるという事なのでしょう。
ここでいう強さというのは、精神面の強さです。
誰かに依存してばかりいない、
何かのせいにしない、
被害者意識を持って事に臨まない、
自分の思いや自分の力で物事を乗り越えていく、
それがとても大切な事なのだと思います。
配偶者を思いやるという行為は、
相手への依存や甘えではなく、
相手への労わりにならないといけません。
何事にも覚悟を決めて取り組んでいきたいものですね。
一人目不妊の場合、
不妊治療をするという事は、母親になるという事です。
不妊治療の先にある出産、、、
出産の痛みは採卵手術の痛みのような微小なものではありません。
また、無事に妊娠出来たとしても、出産に至らない場合も出て参ります。
予測出来ない事が様々起きた時、
それらをいちいちご主人様に委ねてばかりはいられません。
奥様がご自分で解決していく、乗り越えていく力をつけないといけないと思います。
なぜ、そのようなテーマを書くかと申しますと、
やはり妊娠・出産というものは、ご主人様との五分五分連携プレーではなく、
女性である奥様にかなりの比重がかかる一大事だからです。
ご夫婦の在り方もいろいろだと思います。
お互いが大人であり、
お互いが配偶者への労わりに溢れるご夫婦になれると、
更により良いご夫婦像をつくりあげられると思います。
ーby事務長ー
とくおかレディースクリニック