「ゆるい」のと「きつい」のと、どっちがいい?と聞かれれば、
「そりゃ、きついよりゆるい方が楽だから、ゆるい方が良いかなぁ。」と
答えてしまいがちになります。
慶應大特任助教の若新雄純さんが提案する「ゆるい就職」が話題です。
「週休4日で15万円」の仕事を紹介する人材派遣サービスだそうです。
15万円は額面ですから、手取りでいうと12万円~13万円ほどでしょうか。
内実は、アルバイトさんやパートさんと同じといえば同じ・・・と思いますし、
週3日勤務は、社会保険適用外なので、保障という面でも心細いものがあります。
一見、
楽に生きる事を奨励しているような”就活タイトル”ですが、
よくよく調べてみると、
「芝居や音楽などの芸能活動を続けたい人」や、
「企業やプロジェクトを始める準備時間を設けたい人」などが多いようですね。
また、
主婦や高齢者の方々の選択技が増えるという事にもなります。
上記のような目的や目標がない場合、
若者=新卒さんなどは、
雑用を含めた雑多な仕事をこなして実力をつけなくてはいけませんから、
若いうちに楽を覚えてしまうと、30代以降に何かしら苦しむ事となります。
若いうちこそ「雑巾掛け」=(注:意味は”下積み””辛い仕事”となります)は、
実はとても大切です。
そして、
よくよく調べてみると、
この「ゆるい就職」のターゲットは、
ブラック企業に疲れてリハビリ的な勤務を求めるような層ではなく、
何かにすがりたい人へのボランティア活動的募集でもないとの事。
欲しい人材は、
「一流大卒で生徒会長をやるくらいリーダーシップがあり、
コミュニケーション能力が高く、
人当たりも良く、
企業文化に馴染める人」← 記載されていた文章そのまま転用
という事だそうです。
滅茶苦茶ハードルが高いですね。
リーダーシップがあり、
コミュニケーション能力が高く、
人当たりも良く、
企業文化に馴染める人、
どこの企業でも、
そのような方々にいらして頂きたい!!
当院でも、
そのような方々にいらして頂きたい!!
「ゆるい就職」の結論。
「tight」 「hard」 「severe」 「strict」を避けて、
「loose」 を選択するという単純な話ではないようですね。
追伸 - クリニックから見える本日の雲のお写真です。
ここのところ、空の写真ばかりですが、
同じ場所から見るだけなのに、毎日、こんなに変わるのだなと思うと、
何だか感慨深くなる今日この頃、、、というところです。
ーby事務長ー
とくおかレディースクリニック