7月の看護部・検査部便り
こんにちは。
蒸し暑い季節となってきましたね。
今回は、
「尿の溜め方」について、お話させて頂きます。
当院では胚移植の際、「尿を溜めて」行います。
胚移植とは、
卵と精子を体外で出会わせ受精させた後、培養し、
受精卵=胚を子宮内に戻す(移植)ことです。
尿を溜め、経腹的に超音波機で子宮の内膜の厚み、
頚管から内膜への向きなどの状態を確認しながら、
胚を戻す位置を確認して胚移植を行います。
経腹的に子宮を見る際に、
お小水がしっかりたまっている方が、子宮をより鮮明に確認できます。
また、子宮の位置も移植しやすい向きになることが多いです。
患者さんには苦しい時もありますが、
よりスムーズに、
より確認しやすい状態を作るためにも頑張って頂いています。
ただ、お小水をためる……など、
今までに行ったことがない方がほとんどですから、難しいのも事実です。
「5時間もトイレを我慢しているのになぜ溜まっていないのか・・・」と言われることがあります。
そこでポイントをまとめました。
尿を溜めるポイントは…
・コーヒー、紅茶、緑茶等、
利尿作用のあるものは飲まない(常温の水がオススメ)。
・トイレの近い方は、移植の 1 ~ 2 時間前にお手洗いに行き、
そこから 800 ~ 1500ml ある程度の時間をかけて飲む。
・トイレの遠い方は 2 ~ 4 時間前にお手洗いに行き、
そこから 1000 ~ 2000ml ある程度の時間をかけて飲む。
*個人差、季節、体調にもより、
同じようにためても、お小水がたまっていないことはあるので、
その都度、調節が必要。
以上です。
聞くのと行うのとでは、実際違います。
時間があれば、試してみることをお勧めしています。
ご質問がありましたら、お声掛け下さいね。
この写真はディズニーランドの七夕の飾りです。
皆様、お願い事を短冊に書かれましたか?
とくおかLC看護部・検査部スタッフより
とくおかレディースクリニック