とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

2016年 1月のラボ便り

2016年01月06日 | ラボ便り



 1月のラボ便り 


新年明けましておめでとうございます。

一人でも多くの方に妊娠して頂けるよう、
本年もしっかりと大切な命を預からせて頂きたいと思います。

私たち胚培養士は、
とても小さな卵子と精子を扱っています。

受精の手助けをするだけではなく、
卵子と精子、
そして新たな命である胚を守らなければなりません。

体の外で、
胚は培養液の中で育ちます。

豊富な栄養を含んだ培養液は、
胚にとって居心地のよい環境です。

しかし、
それは同時に、
細菌にとって増殖しやすい環境でもあります。

胚を育てている培養液の中で細菌が増えてしまうと、
胚の成長を妨げるだけでなく、
最悪の場合、
胚は変性してしまいます。

そのような事態は絶対に避けねばなりません。
ところが、
通常、
私たちが作業をしている状況では、
細菌は視認できません。

この見えない“敵”との戦いです。

ここに置いたら汚染されるかもしれない、
この動きをしたら汚染されるかもしれない。

常に見えない敵から胚を守る義務があります。

細菌だけではありません。

胚はインキュベーター(培養庫)の外に長時間いると、
ダメージを受けてしまいます。

しかし、
それは目でわかるものでもありませんし、
胚が訴えかけるものでもありません。

これ以上外に出していたら胚は苦しいかもしれない、
成長が止まってしまうかもしれない、
常にそのことを念頭に置かねばなりません。

他にも見えない“敵”はあると思います。

私たち胚培養士は、
卵子、精子、胚を守ることに全力を注いでいます。



 とくおかLCラボスタッフより 




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1月4日に引き続き「箱根駅伝」のお話を・・・

2016年01月06日 | Weblog


4日にも少しだけ書かせて頂きましたが、
またほんの少し「箱根駅伝」のお話を書かせて下さいませね。

第92回『東京箱根間往復大学駅伝競走』の、
私が泣いた場面のお話となります。

今年は、青山学院がとてつもなく強かったです。
強すぎました。

それにより、
時間差による襷を渡せなかった場面が出て参りました。

まず7区。
上武大学のランナーが平塚中継所に到着しましたが、
襷を繋ぐ仲間の姿はありませんでした。
その悔しさ、、、
無念です、、、私も一緒に泣きました。

次に8区。
この戸塚中継所においては、
城西大学・法政大学・拓殖大学・東京国際大学・上武大学が、
無念の繰り上げスタートとなりました。
皆、ゴールが近付くと、
身体に付けていた襷を、
その襷を待っていた次の選手に手渡す為に、
身体から外して、
片手にしっかりと持って、
手渡す準備をしてゴールに向います。
でも、、、そのゴールには渡す相手の姿がないわけです。

無念です、、、
ここでも、
私は泣きました。

もうタオルなしでは、
「箱根駅伝」を見る事は出来ません、
これ毎年の事です。
箱根にかける青春、
まさにその言葉そのものの、
青春をかけた熱き闘いなのです。

9区。
ここでも悔しいドラマが展開されました。
9区を走ってきた神奈川大学の大野選手、
目の前に、
襷を繋げる仲間が待っています。
大野選手の襷を待っていたのは大川選手でした。
大川選手も無念の思いで繰り上げスタートをされた事でしょう。
ゴールまで、あと4秒、、、たった4秒です。
無情にも、
鶴見中継所繰り上げスタートとなりました。
目の前に並んで待っていた8名が一斉に走り出していきました。
目の前で、、、です。

本当に無念です、、、
もう涙が溢れてとまりません、、、。

1秒を争う箱根駅伝では、仕方のない事でございます。
8校の選手が、
鶴見中継所を繰り上げスタートで走り出していきました。


1位 青山学院大学
2位 東洋大学
3位 駒澤大学
4位 早稲田大学
5位 東海大学
6位 順天堂大学
7位 日本体育大学
8位 山梨学院大学
9位 中央学院大学
10位 帝京大学
OP 関東学生連合
11位 日本大学
12位 城西大学
13位 神奈川大学
14位 明治大学
15位 中央大学
16位 拓殖大学
17位 東京国際大学
18位 大東文化大学
19位 法政大学
20位 上武大学

(10位の帝京大学までがシード権獲得)


わずか4秒差で、襷が途絶えた神奈川大学の大野選手も、
襷を待っていた大川選手も、前向きです。
今年の箱根駅伝の反省を元に、
2017年の目標をたてて、それに向かっての練習を始めておられます。
彼らは、
無念をプラスに変えていける力強さを持っておられます。
精神だけではありません、
身体も痛めますし、故障もあります。
それだけ激しく厳しい世界で生きておられます。

そういう全ての選手の前向きさ・ひた向きさ・忍耐・努力・熱意が、
また来年の(2017年の)箱根駅伝を支え、
観戦する私達にまた感動とパワーを与えてくれるのでしょうね



ーby事務長ー





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