とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

日野原重明先生 105歳

2017年07月19日 | Weblog

聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生が、
7月18日、呼吸不全で天国に召されました。
105歳でした。



100歳を超えられても病棟にお顔を出され、患者さんを診ておられました。
日野原先生のお人柄が素晴らしく、
日野原先生のドキュメンタリー番組が流れると、私はよく観ておりました。



京都帝大医学部をご卒業後、
昭和16年に聖路加国際病院の内科医に就任され、内科医長、院長などを歴任し、
平成8年から理事長をお務めになられ、
100歳を超えても臨床現場で患者さんを診察されておられました。



人徳の高い素晴らしいドクターであると、尊敬の念でいっぱいです。

日野原重明先生は、
1970年3月31日に起きた日本航空機「よど号」ハイジャック事件に巻き込まれたお方です。
福岡県で開催される日本内科学会に出席する為、羽田から福岡行きの飛行機に搭乗されました。
その飛行機が、ハイジャックされたのです。
学会に出る為に搭乗した飛行機が、日本初のハイジャック事件に巻き込まれるとは予想もしていなかったでしょう。



病人、子供、高齢者、女性23人は、犯人達の経由地となった板付空港(当時の福岡空港)で釈放され、
日野原先生達はソウルまで人質として搭乗させられていました。
その後、ソウルで解放され、別機にて福岡まで行かれたそうです。



事件当日のJAL351便(使用機材はボーイング727-89、機体記号はJA8315)
このJA8315は、日本航空が路線ごとリースしていましたが、
1972年に東亜国内航空に返却され、
東亜国内航空では「たかちほ号」として運航し、その3年後に別航空会社に売却されました。



日野原重明先生は、医師でありますが、山口県の牧師の家庭に生まれた方ですので、
心の中には、子供の頃から習い親しんでいた聖書が刻まれておられます。

よど号ハイジャック事件の最中も、
「マタイによる福音書」8章26節の「なぜ怖がるのか。信仰の薄い者たちよ」や、
「ヨハネによる福音書」12章24節の「1粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ1つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」
という言葉が脳裏をよぎったそうです。

長く生きるという事は、それだけ沢山の経験や体験をし、
嬉しい事もあれば、辛い事や悲しい事も沢山味わった事と思います。

日野原重明先生のご冥福を心よりお祈り致します。


ーby事務長ー


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