とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

筋肉注射後のご注意

2017年07月16日 | Weblog


皆様、こんにちは!

本日は、筋肉注射について書かせて頂きます。

まず、筋肉注射とは、どのような注射なのでしょう?

筋肉に直接薬液を注入する注射です。

血管に直接薬液を注入する静脈注射が、最も薬の効果を早く浸透させられます。
筋肉注射は、それに次いで、迅速な効果を浸透させられる注射です。
それならば、血管を通して早く浸透させられる静脈注射に統一すれば良いのでは?
と思われるかもしれませんね。
粘着性の高い薬液や油性や懸濁性の強い作用をもたらす薬液は、
血管内に直接入れられませんので、それらの薬剤は筋肉注射で入れる事となります。

筋肉には、毛細血管やリンパ管が多く存在します。
ですので、皮下注射の2倍の速度で薬液を浸透させられる事が出来ます。

また、皮下注射が投与できる薬液量は0.2~2mlですが、
筋肉注射は5mlまで投与出来ますので、そこもメリットといえます。

筋肉注射では、注射する部位が決まっています。
大きな血管や神経を損傷しないよう、以下の三ヶ所とされています。

・上腕部
・臀部
・大腿上部

となります。

皮下注射や静脈注射は、針をほぼ寝かせてさします。
筋肉注射は、それらより奥まで薬液を届けますので、
45度から90度というほぼ垂直に近い状態で針をさします。
ですので、針を抜いた後に全く出血しないという事はありません。
稀ですが、人によっては、注射後にチョロチョロと出る事もあります。

ですので、
筋肉注射後も、採血と同様、患部をしっかりと押さえて下さい。
押さえが足りないと、出血する原因にもなります。
患部をしっかりと押さえた後に、
薬液を毛細血管やリンパ管といった体内組織に早く吸収させる目的と、
痛みを和らげる目的の為に、患部をマッサージして下さい。

特に、脂溶性の薬液の場合、硬結を招きやすい為、
その硬結を予防する為にも、筋肉注射後のマッサージは必須です。

注)硬結(こうけつ)とは、
本来やわらかい組織が、病的に硬くなった状態をさします。
炎症や鬱血、注射針などの異物刺激などにより、
結合組織が増殖し硬化することによって起こります。

しっかりと押さえなかった為に注射バンに血が付いてしまい、
その後に患部をマッサージしなかった為にしこりが残ってしまいます。

そのような事を避ける為に、
当院では注射後に必ず、
「こちらをしっかりと押さえて下さい。
 しっかりと押さえた後に5~10分ほど揉んで下さいね。」とお伝えしています。

何か心配な事などございましたら、
どうぞいつでも何なりと仰って下さいね。

誠心誠意、対応して参りたい所存でございます。



ーby事務長ー


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採血後のご注意

2017年07月16日 | Weblog

皆様、こんにちは。

本日は、採血後のご注意について書かせて頂きます。
当たり前すぎるお話と受け取られる方々も多いかもしれませんが、、、
そこはどうぞお許し下さい。

採血後に、内出血しやすい方がおられます。

・血管がもろくなっていた
・何度も採血をやっていて血管が硬くなっている
・血小板の数値が低かったり出血傾向が強い
・血液を固まらせないようにする薬(パナルジン、バファリン、ワーファリンなど)を飲んでいる
・年配者で、とくにやせている人は、皮膚の内側(皮下組織)が軟らかいため、漏れた血液が広がりやすい
・血管が細い人、血管が深い人も内出血しやすい

では、そのような方にとって防ぐ方法はあるのでしょうか?

まずは、採血、注射をした部分をきちんとしっかりと圧迫する(押す)事です。

最低2~3分はしっかりと押さえる必要あります。
それでも、2~3分で、患部を抑えるのを止めてしまうと、
じわじわと腕の中で出血している事もあります。
(それこそ、まさに個人差なのです、、、)
その個人差というものがありますので、
自分自身は内出血しやすい方だと思われる方は、
5分以上はしっかりと押さえておいた方が良いと思われます。

ちなみに、当院では、皆様に「5分間は押さえて下さいね」とお伝えしております。

採血後に、腕に力を入れたり、重い荷物(=バッグ)を持ったりしないようにしましょう。
それも患部周辺の内出血の原因になります。

これは採血だけではなく、お注射の際にもいえるポイントですが、
押さえるのは、針をさした箇所ではなくて、血管に針がささったところを押さえる事が大切です。
どういう事かと申しますと、
押さえるといっても、その表面の箇所だけを押さえても、
その奥をしっかりと押さえられていないと、
奥にある血管からじわじわと血液が漏れ出てきますので、
針を刺した箇所となる奥の方まで力を通じさせるように、しっかり押さえる事が大切です。

採血後、静脈注射後には、さした部分は決して揉まないで下さい。
逆に内出血してしまいます。
しっかりときっちりと押さえこむだけです。
(筋肉注射は違います。筋肉注射に関しては別口で書かせて頂きますね)

採血や注射後には、必ず看護師や臨床検査技師(=採血担当)から、
処置後の注意事項を必ずお伝え致しますので、しっかりと聞いて頂き実行して下さい。


万が一、もし内出血してしまった場合をお話し致します。

内出血や採血後のしびれは、3週間すれば体内に吸収されます。
全く問題はございません。
しびれに関しては、非常に稀な事となりますが、
細い皮神経に針があたって、それがしびれを感じさせる事がございます。
先にも書きましたが、非常に稀な事です。

3週間過ぎても、内出血の状態が変わらず、しびれが続くようであれば、
その際にはすぐにご連絡下さい。
その内出血が、更に大きく拡がり、腫れ、痛みがある場合は、詳しい検査を行います。


何か心配な事などございましたら、
どうぞいつでも何なりと仰って下さいね。

誠心誠意、対応して参りたい所存でございます。


ーby事務長ー



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「苦情殺到!桃太郎」

2017年07月16日 | Weblog

ACジャパン「2017年度全国キャンペーンCM」の『苦情殺到!桃太郎』
皆様、ご覧になられましたか?

なかなか考えさせられます。
今年のキャンペーンCM、グッドだと思いました。

ご本人は悪意がないと思っていても、
第三者からみると、十分悪意にとれる書き込みがございます。
それらに心を痛めている方々も多くおられます。

「桃太郎」といえば、平和で優しい昔話です。
おじいさんとおばあさんは優しいお年寄です。

おじいさんは山に芝刈りに、
おばあさんは川に洗濯に出掛けます。
その川に、どんぶらこ!どんぶらこ!!と大きな桃が流れてきます。





川上から流れてきた大きな桃を拾ったところ、
いきなり匿名の苦情が殺到してきます。





「窃盗だろw」
「早く謝ってください」
「桃の気持ち考えたことがあるのか」
「警察に届けないの?」
「子供が真似したらどうするんだ」
「泥棒ワロタ」
「炎上案件キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!」
「ていうか、川で洗濯するなよ」
「旦那は山で柴刈りしている人らしいよ」
「背景から住所分かるかも」
「通報!通報!」
等など、沢山のコメントが次から次へと送られてきます。





それらはクソリプというそうです。

善意しか持ち合わせていないおばあさんは、
最期に悲しくなって泣けてしまうというストーリーです。



「AC 桃太郎 動画」で検索すると、
そのストーリーを見る事が出来ます。


注)クソリプとは
主に短文投稿サイト「ツイッター」におけるツイートに対する返信・応答のうち、
内容がまったく見当外れであるなど、罵倒したくなるリプライを指して用いられる語。
クソみたいなリプ。


安易に書き込んでしまった事により、
信用毀損罪や業務妨害罪などで訴えられてしまう事もございますから、
ネットへの書き込みなどは十分に注意して参りましょう。


ーby事務長ー


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