

前回は、不妊治療を開始する前または不妊治療と並行して行っていく検査について書かせて頂きました。
卵巣年齢や卵巣の状態、お受け頂きました検査結果を踏まえ、
不妊治療のステップアップについても考えて参ります。
以下、そちらのご説明をさせて頂きますね。
不妊治療の方法には、大きく分けて3つあります。
①タイミング療法
排卵日を診察によって予測し、排卵日周辺に夫婦生活を持って頂く方法です。
実際に卵巣・子宮の状態を超音波エコーで診て排卵日を予測する為、
ご自身でアプリや排卵検査薬などを用いて予測するよりも精度が高いです。
また、卵胞の発育を良くし、妊娠率を高める為の排卵誘発剤(内服薬やお注射)を使うことも出来ます。
②人工授精
良好精子を子宮内へ直接注入する方法です。
タイミング療法と同様に診察によって排卵日を予測し、排卵前に人工授精を行います。
※人工授精について詳しくは2023年2月のラボ便りをご覧下さい。
体外受精・顕微授精に関しましては、次回ご説明させて頂きますね。