本日は、4月のラボ便りの続き「その3」を書かせて頂きます。
③体外受精・顕微授精(高度生殖医療)
体外へ卵子を取り出し(採卵)、男性の精子と出会わせて受精を促します。
受精の方法には体外受精と顕微授精の2つがあります。
※体外受精について詳しくは2023年1月、
顕微授精について詳しくは2022年12月のラボ便りをご覧下さい。
受精した卵は、
数日間、インキュベーターという女性の子宮内と同じ環境に維持された機械の中で培養されます。
そして、しっかりと成長した卵を子宮内へと戻します(胚移植)。
タイミング治療から人工授精へ、人工授精から体外受精へ、
と治療方法を妊娠率が高い上の段階へと変えていくことを、ステップアップと言います。
それぞれの治療方法を何回行ってステップアップをするかは、
その患者さんのお体の状態や方針によって異なります。
不妊治療は、タイミング療法・一部の検査以外の治療は、
保険診療で行えず自費診療でしたが、
昨年4月より人工授精、体外受精・顕微授精も保険診療で行えるようになりました。
(※ただし、行える診療の範囲に限りがあります)
コスト面において不妊治療をスタートしやすく、
また、治療方法の選択もしやすくなったと思います。
なかなか妊娠しないな、、と悩まれている方は、
まず検査をされてみたり、現在治療中の方はステップアップを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
何かご不明な点等ございましたら、スタッフへご相談下さい。
スタッフ一同、皆様のご妊娠に向けて全力で取り組んで参ります。